節約発投資行き
チャーリー・マンガー、ウォーレン・バフェット、バリュー投資、集中投資、バイ・アンド・ホールド、節約・倹約などの話題
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2012年12月28日金曜日
ビジョナリー・カンパニーのその後(ダニエル・カーネマン)
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前回 に続き、カーネマンの『ファスト&スロー』から引用します。今回は「たぐいまれな」能力を持つCEOの話題です。 多かれ少なかれ成功した企業同士の比較は、要するに、多かれ少なかれ運のよかった企業同士の比較にほかならない。読者は運の重要性をすでに知っているのだから、めざ...
2012年12月26日水曜日
自信を持つなど言語道断である(心理学者ダニエル・カーネマン)
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以前とりあげた心理学者ダニエル・カーネマンの新刊『 ファスト&スロー 』が翻訳されていました。 過去記事 では、題名の訳を『ぱっと考える、じっくり考える』としてご紹介したものです。現在は上巻を読み終えた段階ですが、内容の充実ぶりに圧倒されています。一般向けの心理学の本は少...
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2012年12月25日火曜日
2012年の投資をふりかえって(2)一口投資で撤退編
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ピーター・リンチが投資する際に、「気になった企業はひとまず少し買い付ける」という文章をどこかで読んだ記憶があります。この1年はわたしも同じやり方をとってしまい、リンチさんには申し訳ありませんが、あまり誉められたものではないと自省気味に感じています。 今回は、昨年や今年に少額を...
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2012年10月4日木曜日
何が売られているかを知らないモスクワ市民
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『群れはなぜ同じ方向を目指すのか?』からのご紹介、今回で最後です。 前々回 と 前回 をつなげるような話題です。 私たち人間が使い古された道を選ぶのは、主に道に迷うのを避けるためだ。だがアリなどの集団で移動する動物には、もっと重大な目的がある--最善の餌のありかを見つけ、最善...
2012年10月3日水曜日
尻振りダンスだけではない(ミツバチの群れ)
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前回 に続いて『群れはなぜ同じ方向を目指すのか?』からの引用です。今回は、ミツバチの群れが目標に向かう事例です。 群れにいる個々のミツバチは、「回避」、「整列」、「引き寄せ」という例の3つの基本則に従っているが、全体としての群れには、イナゴの群れには見られなかったものがある-...
2012年10月2日火曜日
怒涛が押し寄せる音が聞こえた(ダム決壊の日)
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最近読んだ本『 群れはなぜ同じ方向を目指すのか? 』で興味深い話がいくつか取り上げられていたので、ご紹介します。今回は物理学で登場する概念「臨界」についてです。 作家のジェイムズ・サーバーは、『ダム決壊の日』という自伝的な文章を書いているが、そこに描かれたような連鎖反応からも...
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2012年9月25日火曜日
きわめて有利なときに賭ける(経済学者ステファン・マンデル)
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最近読んでいる本『 素晴らしき数学世界 』で興味をひかれた箇所があったので、ご紹介します。投資ではなくギャンブルの話題ですが、その確率的思考と絶妙な行動力は参考になります。文中に登場するステファン・マンデル氏は、ルーマニア出身の経済学者です。 数学的に言えば、ロトくじは合法的...
2012年9月20日木曜日
景気循環型企業の経営者が考えること
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少し前 に取り上げた『 企業価値評価 』第4版の下巻では、景気などの周期的変動による影響が大きい企業を評価するやりかたにも触れています。このような循環型の企業は、消耗品を扱う「質の高い」企業と違って年次ごとの利益が変動しやすく、企業価値が測りにくいものです。これは投資家にかぎらず...
2012年9月12日水曜日
ROICを分解して競争優位性をさぐる
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前回 取り上げたルー・シンプソンの発言「資本収益率をチェックすると、実にいろいろなことがわかる」に導かれて、何かよい勉強材料はないかとさがしたところ、『 企業価値評価 』という本に出会いました。最新である第5版の翻訳は刊行されたばかりですが、わたしが手にとっているのはひとつ前の『...
2012年9月3日月曜日
ワシントンDCを水没させるには
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少し前の投稿で南極の氷の話題を取り上げましたが( 過去記事 )、最近読んだ本『 2050年の世界地図―迫りくるニュー・ノースの時代 』では地球温暖化による「氷の崩壊」のほうを取り上げていたのでご紹介します。 非常に懸念されるのは、西南極氷床の崩壊だ。この広大な一帯は海にせり出...
2012年7月27日金曜日
(問題)逆向きに考えると簡単に解けます
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Yahoo Japanで紹介されていた頭の体操クイズ、よくあるマッチ棒のならびかえ問題です。はじめは直感的に解いてみようとしたものの、どうもうまくいきません。そこで、やっかいな問題を解く秘訣「逆向きに考える」をやってみました。自分で感心してもしょうがないのですが、あっさり解けまし...
2012年7月9日月曜日
(答え)イノベーションで事業の限界をのりこえる例
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今回は、 前回 とりあげた問題「石油産業が限界をこえるために、ITをどのように活用したのか」の回答になります。『探求―エネルギーの世紀』の引用です。 第一の発達は、マイクロプロセッサの急速な進歩が膨大なデータの分析を可能にしたことで、地球物理学者は地下構造の解析を大幅に改善さ...
2012年7月7日土曜日
(問題)イノベーションで事業の限界をのりこえる例
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投資候補の企業価値をおしはかる際には、事業の将来性を見極めようとするものです。そのとき、マーケットの大きさや価格競争、ライフサイクルなどを考えると、一事業や一製品群からの売上や収益はいずれ限界にぶつかると想定するのは、妥当な見方と思います。限界という観点でみると一見わかりやすいの...
2012年6月2日土曜日
「ベンチャーキャピタル」の名前の由来
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読んでいる本『 探求―エネルギーの世紀 』で、「ベンチャーキャピタル」という名称が生まれた経緯が書かれていたのでご紹介します。 現代のベンチャーキャピタルに似通ったものは、第二次世界大戦直前に出現した。J.H.ホイットニー&カンパニーという独創的な会社の運用資産には、...
2012年5月27日日曜日
習慣を変えると連鎖反応がうまれる
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雑誌 The Economist 2012/4/7号の書評 で興味深いものがありましたので、一部をご紹介します。本の題名は『 The Power of Habit 』、習慣がもたらす影響力を取り上げたものです。(日本語は拙訳) 第二編では組織の話題が取り上げられている。著者の...
2012年5月21日月曜日
安くなくても、まあいいでしょう(マイケル・ポーター)
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企業戦略を分析する上でマイケル・ポーターの「5つの競争要因」は使いやすいフレームワークです。投資先の弱点探しをする際には、わたしも頻繁に使っています。詳しい説明がなされている同氏の著書『 競争の戦略 』は企業戦略の定番教科書ですが、投資家にとっても役立つものです。先日取り上げた『...
2012年5月18日金曜日
御社の強みはなんですか
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前々回 は『 企業戦略論 競争優位の構築と持続 』から「製品差別化」の源泉の話題を取り上げましたが、今回はそれより上位概念の「競争優位」の源泉について引用します。 1つの戦略を実行するコストを相対的に理解しようとする際、一般に企業は2つの誤りを犯す可能性がある。1つは、自社の...
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2012年5月15日火曜日
製品差別化戦略と模倣コスト
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少し古い本ですが『 企業戦略論 競争優位の構築と持続 』(3分冊)を読んでいます。邦訳では副題にまわっていますが、原書のほうのタイトルは『Gaining and Sustaining Competitive Advantage』と投資家好みの直球です。また原書は第4版まで改訂され...
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2012年4月24日火曜日
ブラジルが一緒に詰めて輸出しているもの
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前回記事 に続いて『 食の終焉 』からの引用の最終回です。今回は農業や畜産業で成長著しいブラジルについてです。 農家がいまだに分厚い表土の恩恵を受けているアメリカ中西部や黒海地方とは違い、南米の森林地帯の多くは表土が薄く、有機物の少ない強酸性の土壌であるため、開墾され作付けが...
2012年4月22日日曜日
スナック菓子が食事を占める割合
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前回の記事 に続いて『 食の終焉 』からの引用です。今回は食品メーカーのマーケティングやR&Dについてです。 まずはブランドについて。 ほとんどの加工食品において(ついでに言えば、ほとんどあらゆる消費者製品についてもこれはいえる)、 消費者は首位のブランドをあたかも...
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