節約発投資行き
チャーリー・マンガー、ウォーレン・バフェット、バリュー投資、集中投資、バイ・アンド・ホールド、節約・倹約などの話題
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2018年12月24日月曜日
いつ買い始めればよいのか(後)(ハワード・マークス)
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前回の投稿 のつづきで、ハワード・マークスによる「証券の買いどき」の説明です。『 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学 』からの引用文です。 だが、真意はこうなのではないか。「(とりわけ下げどまる前に買うこと、そして市場の状態が良くないことに)恐怖を感じるから、相...
2018年12月23日日曜日
いつ買い始めればよいのか(前)(ハワード・マークス)
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ハワード・マークスの新刊『 市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学 』を読了しました。「市場サイクル」という言葉をみるとわかりきったことに思えるかもしれませんが、内容にはもっと奥行きがあり、新たに学べることのある一冊でした。ベテランの持つ知恵や業界的な話題もあり、中級以...
2018年9月20日木曜日
ミクロがわかってもマクロがわかるとは言えない(『次なる金融危機』)
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『 次なる金融危機 』という本を読みました。本書の主張をまとめると、「家計部門や企業(除金融)部門の債務が、GDPと比較して高い割合へ上昇するほどに、経済危機を招きやすく、かつ回復も遅れる」というものでした。主流の経済学派からは大きく逸れた見解らしいですが、一市民としての感覚から...
2018年8月28日火曜日
(問題)なぜリスは周囲に危険を告げるのか(『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』)
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少し前の投稿 で取りあげた『 広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由 』の文章から、もう1点ご紹介します。今回の内容はリスの生態に関するパラドックス的な問題です。この手の問題を解くには該当分野におけるミクロな専門知識が欠かせないと考えがちですが、例によってチャーリー・マンガー...
2018年8月16日木曜日
人類の余命(『広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由』)
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最近読み終えた本『 広い宇宙に地球人しか見当たらない75の理由 』は、個人的には引きこまれてしまう類の本で、全編をとおして楽しんで読めました。本書では、異星人(本書では地球外文明、ETCと記す)の存在を裏付ける現実的証拠がまだみつからない理由について、さまざまな分野からあげられた...
2018年7月20日金曜日
ヨーロッパが豊かになった理由(『進歩: 人類の未来が明るい10の理由』)
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中世までは世界の片田舎でしかなかった西欧が世界の中心部へと躍進した理由は、人文科学の領域でたびたび取り上げられる主題です。 少し前の投稿 でとりあげた本『 進歩: 人類の未来が明るい10の理由 』でも、単純ながらも強力な説明をしていたので、引用してご紹介します。 この時代、科...
2018年7月8日日曜日
人類の未来が暗く思える理由(『進歩: 人類の未来が明るい10の理由』)
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以前にご紹介したマット・リドレーの著作『進化は万能である』では、さまざまな社会的側面が進化的に発展してきた現実を取りあげていました( 過去記事 )。最近は「社会における進歩を正しく見つめよう」とする気風が高まっているのでしょうか、ビル・ゲイツも少し前から「鮮度の高い事実」を的確に...
2018年6月24日日曜日
妥当な価格で優良企業を買うためのチェックリスト(GuruFocus創業者)
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コメント欄 でリュウジさんがご紹介くださった本『 とびきり良い会社をほどよい価格で買う方法 』を少し前に読みました。投資で利益をあげるにはさまざまなやりかたがあると思いますが、本書ではあくまでもひとつのやりかたにこだわっています。題名が示すように「とびきり良い会社をほどよい価格で...
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2017年11月8日水曜日
歩き出せば口実は浮かぶ(『かくて行動経済学は生まれり』)
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先日取り上げた 『かくて行動経済学は生まれり』 から、今回は「逃げる」話題について2点ご紹介します。ひとつめは「日常生活における逃げ」についてです。エイモス・トヴェルスキーに関する話です。 ものを頼まれたら(パーティーに行く、スピーチをする、何かを手伝うなど)、たとえそのと...
2017年10月28日土曜日
『かくて行動経済学は生まれり』(マイケル・ルイス)
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『マネー・ボール』 の著者マイケル・ルイスの新しい翻訳書 『かくて行動経済学は生まれり』 を読みました。『マネー・ボール』でデータに基づく意思決定を取り上げた彼は、本書では人間が意思決定を行う際の矛盾に焦点を移し、昨今よく取りあげられている行動経済学の大家ダニエル・カーネマン( ...
2 件のコメント:
2017年10月2日月曜日
カモになりたきゃ、ニュースを聴け(ナシーム・ニコラス・タレブ)
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ナシーム・ニコラス・タレブの 『反脆弱性』 から、これが最後の引用です。シグナルとノイズの話題です。 科学では、ノイズとは実際の「音」以外にも使われる一般的な概念であり、求めている情報を理解するために取り除く必要のある、何の役にも立たないランダムな情報を指す。(中略) ...
2017年9月28日木曜日
暴落という名の浄化(ナシーム・ニコラス・タレブ)
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何回か前の投稿 で取り上げたナシーム・ニコラス・タレブの 『反脆弱性』 から、市場の暴落に関わる話題を引用します。 変動には浄化の働きもある。小さな山火事が定期的に発生することで、とても燃えやすい物質が一掃されるので、蓄積せずにすむ。"安全のため"に山火...
2017年9月16日土曜日
反脆いシステムとは(ナシーム・ニコラス・タレブ)
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『ブラック・スワン』で有名なナシーム・ニコラス・タレブが書いた新刊の邦訳 『反脆弱性』 を、少し前に読了しました。実は数年前に原書のペーパーバックをある方から頂いており、いつでも読む機会はあったのですが、もたもたしているうちに翻訳版が出版されてしまいました。 「反脆さ」(An...
2017年7月28日金曜日
逃げることが英雄的だった(『進化は万能である』)
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英国の著述家マット・リドレーの作品は楽しみにしており、昨年翻訳された『 進化は万能である 』をようやく読了しました。 題名が示すように、本書では「進化」現象が生物に限定されるものではなく、さまざまな領域でみられることを論じています。たとえば、経済・教育・政府・宗教・通貨といっ...
2017年7月20日木曜日
『日進工具のニッチトップ戦略』(元会長、後藤勇氏(故人))
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震災後の2011年から投資している企業に、日進工具(6157)という小さな会社があります(過去記事の一例は こちら )。同社の会長だった後藤勇氏は、先月開催された株主総会の直前に69才でお亡くなりになりました。過去に一度総会に参加した際に、細々とした質問にも気軽に答えてくださった...
2016年3月18日金曜日
おすすめのベイズ統計学入門書
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チャーリー・マンガーは機会やリスクを確率的にとらえるやりかたについて触れていましたが( 過去記事例 )、意思決定やリスク管理の切り口からみれば、それは一般的なやりかただと思います。個人的には、確率モデルを構築して投資対象を分析したいと意識してはいますが、なお勉強中の段階です。 ...
2016年1月30日土曜日
理性か知性を欠いた者だけが挑戦できる(『バッテリーウォーズ』)
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前回 と同じように、『 バッテリーウォーズ 』から印象に残った文章を引用します。今回も本筋とは少し離れますが、ベンチャー・キャピタリストのビノッド・コースラ氏の大胆な発言です。なお彼は、UNIXやJavaで一時代を築いたサン・マイクロシステムズの創業者の一人です。 講演の冒...
2016年1月28日木曜日
羊飼いの少年が期せずして成功する話(『バッテリーウォーズ』)
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『 バッテリーウォーズ 』という本を読みました。内容は副題が示す通りのもので、「次世代電池開発競争の最前線」です。エネルギーや素材関係の話題には興味があるので期待して手に取ったのですが、読み始めのころはハズレだったかと案じました。書き出しには引きこまれず、突出したヒーローは不在、...
2016年1月24日日曜日
望まない習慣に生活を支配される(『脳が冴える勉強法』)
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チャーリー・マンガーやウォーレン・バフェットが好んで使う表現のひとつに、「習慣という鎖は、初めは軽すぎて感じられないが、やがて重くなって壊せなくなる」というものがあります。過去記事で何度かとりあげています( 例1 や 例2 )。 最近読んだ本『 脳が冴える勉強法 』でも同じことに...
2015年12月28日月曜日
動物はパターンを見つけずにはいられない(『「偶然」の統計学』)
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前々回 に取り上げた本『「偶然」の統計学』から、もう一か所引用します。本ブログでたびたび取りあげる「確証バイアス」の話題です。 記憶が外からの影響を受けやすいことは、2章で取り上げた確証バイアスと関連がある。確証バイアスとは、自分の信条(科学であれば仮説)を支持する証拠には...
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