節約発投資行き
チャーリー・マンガー、ウォーレン・バフェット、バリュー投資、集中投資、バイ・アンド・ホールド、節約・倹約などの話題
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2020年6月24日水曜日
2020年バークシャー株主総会(31)真実とは、繰り返すこと
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バークシャー・ハサウェイの株主総会より、 前回分 の文章では投資信託などを売りつける業者の話題が出てきましたが、それを受ける形でひとつの真理へと脱線します。(日本語は拙訳) <ウォーレン・バフェット> すぐれた営業担当者とは、自分自身のバカらしい行動に信念を抱い...
2020年5月25日月曜日
自分がわかっていないことをわかっていない人たち(ハワード・マークス)
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ハワード・マークスのメモをもう少し取り上げます。今回のメモにおける2つ目のテーマとして、ハワードは「知的な意味での謙虚さ」がいかに重要であるかを説いています。自分が正しくない可能性を確率的に意識することで、自分の正しさを現実的な視点でとらえることができるとしています。一方、「謙虚...
2017年12月8日金曜日
2017年デイリー・ジャーナル株主総会(3)無駄な1年を過ごさないために
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デイリー・ジャーナル社2017年株主総会でのチャーリー・マンガーに対する質疑応答から、3つめの引用です。今回もおなじみの話題ではありますが(過去記事 1 , 2 など)、話題がいろいろな方向へと展開していて、楽しんで読めました。なお文中で登場する言葉「アイデア」は日本語に訳さずに...
2017年11月20日月曜日
2017年デイリー・ジャーナル株主総会(2)「とびっきり効果」の発見
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デイリー・ジャーナル社の2017年株主総会でチャーリー・マンガーが交わした質疑応答から、二つめの引用です。今回は、チャーリーが残した指折りの知的成果である「とびっきり効果」(Lollapalooza effect)についてです。 前回分の投稿はこちら です。(日本語は拙訳) ...
2017年10月28日土曜日
『かくて行動経済学は生まれり』(マイケル・ルイス)
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『マネー・ボール』 の著者マイケル・ルイスの新しい翻訳書 『かくて行動経済学は生まれり』 を読みました。『マネー・ボール』でデータに基づく意思決定を取り上げた彼は、本書では人間が意思決定を行う際の矛盾に焦点を移し、昨今よく取りあげられている行動経済学の大家ダニエル・カーネマン( ...
2 件のコメント:
2017年7月12日水曜日
時間の無駄かもしれない(ハワード・マークス)
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Oaktreeのハワード・マークスが1月に書いたレターは、「専門家の見解(Expert Opinion)」と題したものでした。「専門家による予測は、あまり当てにならない」とする主旨が、彼らしい実際的な視点から説明されていました。そのなかで気に入ったいくつかの箇所を、少しずつ引用し...
2017年7月4日火曜日
2016年度バフェットからの手紙(9)金持ちが熟練者と出会うとき
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2016年度「バフェットからの手紙」から、「ロング・ベッツ」の話題は今回で終わりです。(日本語は拙訳) 公務員が加入している年金基金に、多額の金銭的損害が生じました。それら基金の多くは痛々しいまでに積み立て不足ですが、「巨額の手数料を払ったあげく、投資の成績はお粗末」という...
2016年2月10日水曜日
スポーツ選手が抱く心境に学ぶ(セス・クラーマン)
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2009年3月のOID誌に掲載されたセス・クラーマンの講演記事から、さらに引用します。前回分は こちら です。(日本語は拙訳) <クラーマン> みずからの投資プロセスをコントロールすることにおいて、そういった点は絶対的に重要です。ソシエテ・ジェネラル社のストラテ...
2015年12月28日月曜日
動物はパターンを見つけずにはいられない(『「偶然」の統計学』)
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前々回 に取り上げた本『「偶然」の統計学』から、もう一か所引用します。本ブログでたびたび取りあげる「確証バイアス」の話題です。 記憶が外からの影響を受けやすいことは、2章で取り上げた確証バイアスと関連がある。確証バイアスとは、自分の信条(科学であれば仮説)を支持する証拠には...
2015年11月8日日曜日
投資家にウソをついたのではない(『HARD THINGS』)
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少し前に『 HARD THINGS 』という本を読みました。著者のベン・ホロウィッツはネットスケープのマーク・アンドリーセンとITベンチャー企業を経営し、事業を大企業へ売却することに成功した人物です。畏敬すべき経歴に聞こえるかもしれませんが、事業経営の内情はIT企業によくあるドタ...
2015年10月26日月曜日
人を動かすには(チャーリー・マンガー)
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チャーリー・マンガーが2007年に南カリフォルニア大学グールド・ロースクールの卒業式で述べた祝辞の11回目です。前回分は こちら です。(日本語は拙訳) ハーバード・ロー・レビュー[論文誌; ハーバード・ロー・スクールの学生が発行]で訓練を積んだ聡明で立派な人がいました。彼は...
2015年10月20日火曜日
そこまでの不運とは、お気の毒です(チャーリー・マンガー)
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チャーリー・マンガーが2007年に南カリフォルニア大学グールド・ロースクールの卒業式で述べた祝辞の10回目です。前回分は こちら です。(日本語は拙訳) 愚かなために破滅に至ることがよくあるものとして、「自己奉仕バイアス」もあげられます( 過去記事 )。これは無意識に起こりが...
2015年6月16日火曜日
2015年バークシャー株主総会;テレダイン社のシングルトン氏について
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少し前の投稿 でご紹介した本『破天荒な経営者たち』に登場していたテレダイン社の元CEOヘンリー・シングルトンのことが、5月2日に開催されたバークシャー・ハサウェイの年次株主総会でも話題になっていました。その箇所をご紹介します。なお、このシリーズの前回分は こちら です。(日本語は...
2 件のコメント:
2015年6月14日日曜日
創発とは(『わたしはどこにあるのか』)
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読了したばかりの本『 〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義 』は「人間の意識」とはどのようなものなのか、科学的な説明を試みている著作です。そのなかで説明されていた「創発」という概念をはじめて知りました。チャーリー・マンガーが主張する「とびっきり効果」(Lollapal...
2015年4月22日水曜日
人間は戦士型か心配性型のどちらかである(『競争の科学』)
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何回か前の投稿でご紹介した『 競争の科学 』から再び引用します。前回は女性の判断能力に関する話題でしたが、今回はその神経科学的なメカニズムを取りあげた箇所です。 はじめは、ドーパミン処理能力に個人差がある話題です。 身体はCOMTタンパク質をつくる際、遺伝コードに従って、数...
2015年4月14日火曜日
女性が競争に加わるとき(『競争の科学』)
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読み進めるうちにすなおに引き込まれる本とは、読み手の興味と一致しているか、あるいは書き手の筆力や構成がすぐれているか、そのいずれかのことが多いように感じます。少し前に読んだ本『 競争の科学 』はいかにも現代風の装丁で、手にした段階ではそれほど興味をひきませんでした。ところが内容の...
2014年12月12日金曜日
ネバダ州CFA協会での講演(1)(ボブ・ロドリゲス)
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マネー・マネージャーのボブ・ロドリゲスが、投資業界のプロ(の卵)に向けて講演を行っていました。早い時期から警告をだす彼の姿勢は、市場が上昇しつづける時期には評価されないように思えますが、ご本人もそのあたりの話題に触れています。今回からのシリーズでは何回かに分けて同講演の全訳をご紹...
2014年12月10日水曜日
本当の幸せとは(『脳科学は人格を変えられるか?』)
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何度かとりあげた『 脳科学は人格を変えられるか? 』から、今回で最後の引用です。本当の幸せに関する話題です。きれいごとのようにみえますが、現代文明の本質の一面をうまくとらえた見解だと思います。 もうひとつ重要な発見が、科学的な研究からもたらされている。それは、人がほんとうの...
2014年12月6日土曜日
刻みこまれた太古の記憶(『脳科学は人格を変えられるか?』)
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先日の 投稿 でとりあげた『 脳科学は人格を変えられるか? 』から、今回は悲観的な見方に関する箇所を引用します。 何百万年もの進化の歴史の中で、人類はこの強力なシステムを発達させてきた。これはいわば脳の非常ボタンであり、危機が眼前に迫っていることを脳の他の部分に知らせるはた...
2014年11月30日日曜日
人間はそもそも常に希望を抱く(『脳科学は人格を変えられるか?』)
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少し前に『 脳科学は人格を変えられるか? 』(著者:エレーヌ・フォックス)を読みました。題名からある程度予想できるように、本書では楽観主義者と悲観主義者の違いを脳科学の面から明らかにして、楽観的な精神を築いて維持するにはどうすればよいかを考察しています。ここで言う「楽観」とは単な...
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