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2015年9月22日火曜日

文明が急速に発展するようになった理由(チャーリー・マンガー)

チャーリー・マンガーが2007年に南カリフォルニア大学グールド・ロースクールの卒業式で述べた祝辞の4回目です。今回は、以前にも取り上げたことのある内容です。前回分はこちらです。(日本語は拙訳)

かつてアルフレッド・ノース・ホワイトヘッド[数学者、哲学者]は、正しくもこう言いました。「文明が急速に発展するようになったのは、人類が『発明の方法を発明した』おかげである」と。そして彼は、一人当たりGDPが劇的に成長したことや我々が当たり前とみなしている数々のものについて言及しました。社会が大幅に発展を遂げたのは数百年前になってからなのです。それ以前の発展度は、1世紀当たりでみてもほとんどゼロに等しいものでした。「文明社会が発展できたのは、発明の方法が発明されてからだった」のと同じで、みなさんも自分自身を向上させるにはまず学ぶ方法を学ばなければなりません。

私にとって非常に幸運だったのは、ロースクールに入って学びの方法を学んだことでした。長き人生において、継続して学ぶ以上に役立ったことはありません。もう一度ウォーレン・バフェットの話題をしましょう。時間をはかりながら彼の様子を観察すれば、起きている時間の半分は読み物をしていることがわかります。そして残る時間の大半は、だれかと電話や対面で話をしています。話の相手は非常に有能な人たちです。ウォーレンが信頼を寄せ、そしてウォーレンを信頼する人たちですね。ウォーレンは俗世間で成功をおさめた人間ですが、近くで観察するとまるで学者のようにみえますよ。

Alfred North Whitehead correctly said at one time that the rapid advance of civilization came only when man “invented the method of invention." He was referring to the huge growth in GDP per capita and many other good things we now take for granted. Big-time progress started a few hundred years ago. Before that progress per century was almost nil. Just as civilization can progress only when it invents the method of invention, you can progress only when you learn the method of learning.

I was very lucky. I came to law school having learned the method of learning, and nothing has served me better in my long life than continuous learning. Consider Warren Buffett again. If you watched him with a time clock, you'd find that about half of his waking time is spent reading. Then a big chunk of the rest of the time is spent talking one-on-one, either on the telephone or personally, with highly gifted people whom he trusts and who trust him. Viewed up close, Warren looks quite academic as he achieves worldly success.

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