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2014年8月28日木曜日

中国人男性の習慣を変えたい(ウォーレン・バフェット)

ウォーレン・バフェットが1994年にネブラスカ大学でおこなった講演その32です。もう1回つづきます。前回分はこちらです。(日本語は拙訳)

<質問者> 国際投資についてお聞きします。バフェットさんは会社のカギとなる方ですから、重要な国際投資ポートフォリオを判断する際に、投資先の国を選択する上でどんな要因を思い浮かべますか。現在の「ホットな市場」として、中国はどうお考えですか。

<バフェット> そうですね、たしかに国際的にみて大きなポテンシャルのある企業はいいですね。しかし決してよそには出ていかない会社でも、それこそ喜んで買います。ネブラスカ・ファニチャー・マートでは外国で販売する計画はありませんが、中西部全域にわたって大量に販売していくでしょう。また、違う形で入り込む方法もあります。ジレットは上海レーザーカンパニーの70%を保有したところです。かの地では最大のカミソリ会社です。またコカ・コーラ社が中国で今年販売する計画数量は、1億3500万ケースです。ただし国民一人当たりにすると、2[本/年]ぐらいです。合衆国は325[本/年]ですので、これはとても期待できる数字です。そして中国は非常に速く成長しています。ジレットのかかえる問題のひとつは、中国人はアメリカ人ほどにはヒゲを剃らないことです。ですからコーラに何か添加物を加えて、その習慣を変えられないかと考えているわけです。

Q. Mr. Buffett, this question deals with international investment. Since you are a key person in your corporations, when you make decisions on important international portfolios, what kind of factors come into your mind when selecting a nation to invest in? What do you think about China as a "hot market" right now?

A. Well, we like companies, obviously, that have big international potential. But we're perfectly willing to buy into a company that can never go outside the region. Nebraska Furniture Mart is not going to sell anything internationally, although they will sell a lot throughout the Midwest. It's just one variable that enters in, Gillette just bought 70% of the Shanghai Razor Company, which is the largest razor company over there. Coke will sell 135 million cases this year in China, which is only two per capita, roughly, as compared to 325 per capita in the United States. That's very encouraging and they are moving very fast in China. One problem Gillette has is that the Chinese do not shave as often as Americans. But we plan to put something in Coke to change that!


他愛もない冗談を言いつつも、基礎的な数値データが次々と会話に登場する。このバランス感覚も、ウォーレンを形作る魅力のひとつだと思います。

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