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2012年7月11日水曜日

若かった頃の株式ポートフォリオ構成比率(ウォーレン・バフェット)

ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイが保有する株式ポートフォリオの話題を以前取り上げました(過去記事)。今回は、ウォーレンがまだパートナーシップをやっていた頃の株式ポートフォリオの構成比率をご紹介します。1961年度のLetterからの引用です。(日本語は拙訳)

なお、この文章の前段では、投資戦略として3つのカテゴリーに投資している旨を説明しています。今回の話題に登場する一般的な投資の他には、公開買付け等のスペシャル・シチュエーション、それから経営権掌握目的の2つがあります。

最初のカテゴリーに入るのは、まあよくあるやつですが、過小評価された証券への投資です。この手の投資は、企業のポリシーに対して何か物申すわけでもないですし、過小評価が訂正されるのがいつになるかもわかりません。過去何年にもわたって最大の投資先は、このカテゴリーに入るものでした。そのため、他のカテゴリーより多くの利益をあげています。たいていの場合、各銘柄はそれなりのポジションをとります。資産全体の5%から10%ずつを、5~6件の銘柄に投資します。また、その他に10~15件程度の小さめのポジションをとっています。

The first section consists of generally undervalued securities (hereinafter called "generals") where we have nothing to say about corporate policies and no timetable as to when the undervaluation may correct itself. Over the years, this has been our largest category of investment, and more money has been made here than in either of the other categories. We usually have fairly large positions (5% to 10% of our total assets) in each of five or six generals, with smaller positions in another ten or fifteen.


当時も現在も、基本的なところはあまり変わっていないようですね。

2 件のコメント:

  1. == No title ==
    こんにちは。
    大変興味深かい記事をありがとうございます。
    この頃はまだ銘柄の選定基準もグレアム流だった時期だったんですよね。
    パートナーシップを初めて5,6年でしょうか?経営権掌握目的でってのもすごいですね(資金的にも、、)

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  2. == isさん、こんにちは ==
    コメントありがとうございました。
    ウォーレン・バフェットの銘柄の選定基準ですが、たしかにグレアムの影響がまだ強かったのだろうと思います。チャーリー・マンガーと出会ったのが1959年なので、彼の影響がきいてくるのは、もう少しあとになってからでしょうか。
    1960年だとウォーレンは30歳ごろですので、ずいぶんと若い乗っ取り屋さんだと思われたでしょうね。
    それでは、またよろしくお願いします。

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