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2012年6月8日金曜日

ウサギとカメ(チャーリー・マンガー)

2007年に開催されたWescoの年次株主総会で、ウォーレン・バフェットがなぜあんなにすごいのか、その理由をチャーリー・マンガーが説明しています。今回は、そのなかで最重要とされているものをご紹介します。ティルソンのメモからの引用です。(日本語は拙訳)

これはきわめて重要ですよ。勉強熱心なカメは野うさぎを追い越すものですが、ウォーレンの勉強好きといったら世界でも指折りです。もし学ぶのをやめてしまえば、あっというまに置いてきぼりですからね。運も味方をしたようで、彼は引退の年頃を過ぎたというのに未だ上手に学びつづけ、技能を磨いています。65歳を過ぎてからの投資術の向上ぶりは一目瞭然でしょう。ウォーレンのやることなすことをみてきましたが、初期の頃に持っていた知識のままだったら、今とは違って、うすぼんやりとした業績にとどまっていたでしょう。

This is really crucial: Warren is one of the best learning machines on this earth. The turtles who outrun the hares are learning machines. If you stop learning in this world, the world rushes right by you. Warren was lucky that he could still learn effectively and build his skills, even after he reached retirement age. Warren’s investing skills have markedly increased since he turned 65. Having watched the whole process with Warren, I can report that if he had stopped with what he knew at earlier points, the record would be a pale shadow of what it is.


Wesco社をご存じない方は、過去記事の説明がご参考になるかと思います。

2 件のコメント:

  1. == はじめまして! ==
    学ぶこと、学び続けることは大切ですよね。
    「自分はもう充分学んだ」とか思って学ぶことをやめてしまうと、そこで進化が止まってしまう。
    だから、人は「自分はいつも未熟だ」と思っていることが大事なんだろうと僕は思っています。

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  2. == ケントマンさん、コメントありがとうございます ==
    ケントマンさん、はじめまして。どうぞよろしくお願い致します。
    「自分はいつも未熟だと思っていることが大事」とのことですが、達観されていてすばらしいですね。わたしなどは、勉強しようと思っていても先伸ばしにしてばかりで、自分の未熟ぶりに懲りていない状態です。せっかくよい言葉を頂いたので、先延ばしのものを1件着手してみるつもりです。
    ケントマンさんのサイトを拝見しました。正統的な内容で改めて勉強になりました。今後もおじゃまさせて頂きます。
    それでは失礼します。

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