節約発投資行き
チャーリー・マンガー、ウォーレン・バフェット、バリュー投資、集中投資、バイ・アンド・ホールド、節約・倹約などの話題
ot
ラベル
読んだ本
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
ラベル
読んだ本
の投稿を表示しています。
すべての投稿を表示
2014年3月2日日曜日
わかりやすい解法が見つかりました(ベノワ・マンデルブロ)
›
複雑なものごとを分析する方法として、本ブログではチャーリー・マンガーのやりかたを繰り返し取り上げています。要約すると「学術界などから借りてきた種々のモデルを使って事象を説明できるか試し、よりよい説明モデル群を見いだす」とするものです。モデル化できるということは、行く末をある程度は...
2014年2月10日月曜日
公園のながめをあきらめきれない(ベノワ・マンデルブロ)
›
少し前に『 フラクタリスト―マンデルブロ自伝― 』を読みました。マンデルブロと言えば異様な図形「マンデルブロ集合」が有名ですが、金融の世界でもファット・テールを指摘するなど、重要な成果を残しています。 科学者の伝記を読む理由はいつも同じで、偉大な業績を成した人物はどのように...
2014年1月26日日曜日
2機の飛行機が空中衝突する確率(『異端の統計学 ベイズ』)
›
「ベイズの定理」と言えば「モンティ・ホール問題」が思い浮かびます。「天才」マリリン・ヴォス・サヴァントが出した回答が、「並み」の数学者たちからバカ扱いされたものです(けっきょくは彼女が正解)。ご存知の方が多いと思いますが、ウィキペディアから以下に引用します。 モンティ・ホール...
7 件のコメント:
2013年12月12日木曜日
中国は活力を失うのか(経済学者ダロン・アセモグル他)
›
少し前に読んだ本『 国家はなぜ衰退するのか 』はそれなりに勉強になるところもあったのですが、気鋭の経済学者が書いたせいか、持論を踏まえて大胆な予測を試みている点がひっかかりました。今回引用するのはその話題、「今後の中国がどうなるか」について書かれた文章です。 私たちの理論は、...
2013年11月6日水曜日
樹木が発生するのは水を好むからではない(エイドリアン・ベジャン教授)
›
『 流れとかたち ― 万物のデザインを決める新たな物理法則 』という本を最近読みました。熱力学の大家である著者はマクロな視点に立ち、無生物の物理的傾向と生物の進化さらには人間文明の方向性を、ひとつの統一原理「コンストラクタル法則」によって説明しようとしています。これは「あらゆるも...
2013年10月22日火曜日
結論を急ぐバイアス(チャーリー・マンガー)
›
チャーリー・マンガーの(再考)世知入門の6回目です。おなじみですが、今回は心理学の話題です。前回分は こちら です。(日本語は拙訳) ですから、心理学の先生が教えてくれるやりかたでは心理学を学ぶことはできません。教わったことを全部学ぶのは当然ですが、それ以外の教わっていないこ...
2013年9月14日土曜日
「他の人を先に」と祈る(『わたしたちの体は寄生虫を欲している』)
›
少し前の投稿 で、脳における認知のしくみを記した文章を『 脳のなかの天使 』から引用しました。今回ご紹介する文章も似た話題で、今度は別の本『 わたしたちの体は寄生虫を欲している 』から引用します。「恐怖という感情」についてです。 まずは脳が恐怖を感じるしくみについてです。 ...
2013年9月6日金曜日
私たちはいつも幻覚を見ている(神経科学者V・S・ラマチャンドラン)
›
前回 引用した『 脳のなかの天使 』から、もう一度ご紹介します。今回は視覚の話題です。ものを見たときに人間がどのように認知するのか、著者が考察を加えています。 おもにコンピュータ科学者によって持続されている素朴な視覚のとらえかたでは、視覚は逐次的、階層的に像を処理しているとみ...
2013年9月4日水曜日
脳のなかの近道(神経科学者V・S・ラマチャンドラン)
›
心理学者ダニエル・カーネマンが著書『 ファスト&スロー 』で、人間が持つ2つの思考機能について説明していることを、 以前の投稿 でとりあげました。その主張を解剖学的な観点から説明する文章をみかけましたので、ご紹介します。最近読んだ本『 脳のなかの天使 』からの引用です。お...
2013年8月8日木曜日
たったこれだけ(物理学者西成活裕)
›
チャーリー・マンガーの 「砂金掘り」 に関連する話題で、先日読んだ本に興味をひいた箇所がひとつあったので、引用してご紹介します。本の題名は『 とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学 』です。 もう一つ、数理科学的アプローチに欠かせない考え方があります。それは、「勇気を持って単純...
2013年6月20日木曜日
「ノー」という答えは受けつけない(アンディ・グローブ)
›
インテルの歴代CEOで最高の人物といえば、アンディ・グローブでしょう。彼はハンガリー生まれのユダヤ人でしたが、冷戦下で東西対立がつづく時代に母国から逃亡し、アメリカに亡命しました。その顛末は自伝にも描かれていますが、今回は別の著者が書いた伝記『 アンディ・グローブ 』からご紹介し...
2013年6月12日水曜日
ニュートンは猫を飼っておった(物理学者 湯川秀樹)
›
少し前に読んだ本『 「湯川秀樹 物理講義」を読む 』は、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹さんがおこなった3日間の特別講義を文字に起こしたものです。今回は印象に残った話題、既成の学問からなにかを学ぶときのもうひとつの視点、についてご紹介します。 しかし、うしろのほうを振り返っ...
2013年4月26日金曜日
町から馬糞が消え、清潔になる(ジャレド・ダイアモンド)
›
少し前 にご紹介したジャレド・ダイアモンドの『昨日までの世界』から、もうひとつ引用します。テクロノジーの進展に関する話題です。 私が紹介するひとつめのエピソードは、1902年生まれの大学教授で、私の指導教官だった人にまつわるものである。1956年にその教授が私に語ってくれたの...
2013年4月21日日曜日
シカゴ大学をコケにした男(チャーリー・マンガー)
›
チャーリー・マンガーの講話『実用的な考え方を実際に考えてみると?』の最終回です。結びの余韻には、しびれました。前回分は こちら です(日本語は拙訳)。 現在の学術界一般が残念ながら盲目怠慢ぶりを呈しているにもかかわらず、教育機関の恥ずべき欠陥がやがて修正されるという望みは見出...
2013年4月19日金曜日
建設的なパラノイア(ジャレド・ダイアモンド)
›
少し前の本ですが、チャーリー・マンガーが推薦する本に『 銃・病原菌・鉄 』という作品があります。新たな歴史観を示してくれた意欲作として日本でも広く読まれたものと思います。著者ジャレド・ダイアモンド氏の著作動向を気にとめていたところ、今年になって新作『 昨日までの世界 』が翻訳され...
2013年3月11日月曜日
ニュートンとバブル
›
バブルの本家といえば、18世紀のイングランドでおきた南海泡沫事件です。その騒ぎの中で科学者アイザック・ニュートンも投機に失敗したとされる話は、よく知られているかと思います。今回ご紹介するのは最近読んだ本『 ニュートンと贋金づくり 』からで、ニュートンが具体的にどれぐらい損をしたの...
2013年2月13日水曜日
チェーンソーでバターを切る(エイモリー・B・ロビンス)
›
エネルギー問題に正面からとりくんだ意欲作『 新しい火の創造 』を読み終えました。エネルギーや気候問題となると悲観的な予測がつきものです。しかし本書の著者は、あくまでも人間の知恵を頼りに総力戦で立ち向かうことで、希望のある未来を手にできる可能性を示しています。具体的には、エネルギー...
2013年1月11日金曜日
企業戦略を成功に導くには(ルイス・ガースナー)
›
いまさらですが、IBM再生の立役者ルイス・ガースナーの自伝『 巨象も踊る 』を読んでいます。 少し前の投稿 で、低迷した企業が復活できる例をウォーレン・バフェットが挙げていますが、当社の場合は「ど真ん中」の本業が苦しんだことから、ウォーレンの事例とは異なる部類だと捉えています。 ...
4 件のコメント:
2012年12月26日水曜日
自信を持つなど言語道断である(心理学者ダニエル・カーネマン)
›
以前とりあげた心理学者ダニエル・カーネマンの新刊『 ファスト&スロー 』が翻訳されていました。 過去記事 では、題名の訳を『ぱっと考える、じっくり考える』としてご紹介したものです。現在は上巻を読み終えた段階ですが、内容の充実ぶりに圧倒されています。一般向けの心理学の本は少...
4 件のコメント:
2012年12月12日水曜日
ほんまはこいつ賢いんちゃうか(山中伸弥教授)
›
ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の聞き語りが新刊で出ていたので、読んでみました。『 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた 』という本です。そのなかで「逆から考える」好例が語られていたので、ご紹介します。 僕らはこの24個の中に、確信するほどではないも...
2 件のコメント:
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示