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2013年8月20日火曜日

10年間待ちつづけた例(チャーリー・マンガー)

2008年から2009年の暴落時に、チャーリー・マンガーは自身が会長を務めるデイリー・ジャーナル社の余剰資金を株式に投資した話は、以前にとりあげました(過去記事)。少し前のBloombergでもこの話題が登場していたので、一部を引用してご紹介します。(日本語は拙訳)

Munger Triples Publisher’s Value With Panic-Era Stock Bet (Bloomberg)

チャーリー・マンガーを会長にむかえているカリフォルニア州の出版社デイリー・ジャーナル社は、2008年の金融危機の際に株式を買いこんだことで、同社の価値は3倍以上に増加した。

ウォーレン・バフェットの長きにわたるビジネス・パートナーとしてよく知られているマンガーは、ロサンゼルスに拠点をおくデイリー・ジャーナル社の資金を投じて2009年初頭から株式を購入しはじめた。ポートフォリオの価値は3月末日の時点で1億1,230万ドルとなり、現時点での同社の市場価値の65%を占めている。同社の年次総会に出席した投資家は、投資先のひとつとしてマンガーがウェルズ・ファーゴを示唆していたと語る。

「デイリー・ジャーナル社の現金を手つかずのまま10年間待ちつづけ、どん底を完璧にとらえて突如動いたのが、当時80歳代半ばだったこの人です」。こう語ったスティーブ・チェック氏はカリフォルニアのコスタ・メサを拠点とする資産運用のマネージャーで、2004年から同社の総会に参加している。

Daily Journal Corp. (DJCO), the California publisher that counts Charles Munger as its chairman, more than tripled in value since 2008 after the company jumped into stocks during the financial crisis.

Best known as Warren Buffett's longtime business partner, Munger began accumulating equities in early 2009 at the Daily Journal. The portfolio was worth $112.3 million as of March 31, or about 65 percent of the Los Angeles-based publisher's current market value. Investors who attend the company's annual meetings said he signaled that Wells Fargo & Co. (WFC) was among the bets.

"Here's a guy in his mid-80s at the time, sitting around with cash at the Daily Journal for a decade, and all of a sudden hits the bottom perfect," said Steve Check, a Costa Mesa, California-based investment manager who has attended the publisher's meetings since 2004.


マンガーの投資した対象は2009年5月に提出された報告書の「流動性及び資金の源泉」の節で明らかになった。ここでは、同社が1,550万ドルをいかに普通株に投資して900万ドルの利益をあげたか、概要が示されている。

デイリー・ジャーナル社の開示によれば、その投資から得た成果はさらに増加し、3か月後には持ち株の市場価値が4,100万ドルを超えた。

Munger's investments were disclosed in a May 2009 filing under the headline, "Liquidity and Capital Resources." The section outlined how the publisher was sitting on about $9 million in gains after spending $15.5 million on common stocks.

The results kept getting better. Three months later, the Daily Journal said the holdings were valued at more than $41 million. By the end of September of that year, they appreciated to almost $48 million.


もうひとつ、こちらはおまけです。ウォーレン・バフェットが株主総会で語った一言です。今年の株主総会の発言はひととおり確認したつもりだったのですが、この一言は見落としたか、失念していました。

バフェットは5月にバークシャーの株主に対してこう発言した。「よい機会がいずれもっとやってくるでしょう」と。副会長のマンガーがそれに対して注意をうながした。「なにかをするには現金がいるのですよ」。マンガーはこう説明した。「1959年に出会った時にはバフェットにはアイデアがたくさんあったのですが、問題だったのは現金があまりなかったことでした」。

バフェットはこう応じた。「いまや現金はたっぷりですが、いいアイデアがありません」。

Buffett told Berkshire shareholders in May that there will be more opportunities for investors. Munger, Berkshire's vice chairman, added a caveat: You need cash to act. Buffett's problem when they met in 1959 was that he had plenty of ideas and not enough money, Munger said.

"Now we're drowning in money," Buffett replied. "And we've got no ideas."

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