節約発投資行き
チャーリー・マンガー、ウォーレン・バフェット、バリュー投資、集中投資、バイ・アンド・ホールド、節約・倹約などの話題
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2015年12月24日木曜日
平均への回帰(『「偶然」の統計学』)
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一般向けに書かれた確率や統計の本はぽつぽつ手にとっています。最近は『 「偶然」の統計学 』という本を読みました。本書では、稀と思われる事象が「しばしば」発生する理由を中心に説明しています。そうは言いながらも確率や統計全般の話題もとりあげていて、気負わずに楽しみながら読み通せる一冊...
2015年11月12日木曜日
善意が最悪につながるとき(『人と企業はどこで間違えるのか?』)
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遅ればせながら『 人と企業はどこで間違えるのか? 』を読みました。本書はビル・ゲイツが推薦した本として知られていますが、さらに元をたどればウォーレン・バフェットにたどりつくとのことです。本書では米国経済界で起こった10件の出来事(原書Business Adventuresでは12...
2015年11月8日日曜日
投資家にウソをついたのではない(『HARD THINGS』)
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少し前に『 HARD THINGS 』という本を読みました。著者のベン・ホロウィッツはネットスケープのマーク・アンドリーセンとITベンチャー企業を経営し、事業を大企業へ売却することに成功した人物です。畏敬すべき経歴に聞こえるかもしれませんが、事業経営の内情はIT企業によくあるドタ...
2015年6月18日木曜日
(問題)いいアイディアを生み出す方法(『149人の美しいセオリー』)
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今年の早いうちに読んだ本『 知のトップランナー149人の美しいセオリー 』は、「あなたのお気に入りの、深遠で、エレガントで、美しい説明は何ですか?」という題目に対して寄せられたエッセイ集です。学術界で活躍する人たちが主に筆をとっているので、本質的な内容自体は勉強になります。しかし...
2015年6月14日日曜日
創発とは(『わたしはどこにあるのか』)
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読了したばかりの本『 〈わたし〉はどこにあるのか: ガザニガ脳科学講義 』は「人間の意識」とはどのようなものなのか、科学的な説明を試みている著作です。そのなかで説明されていた「創発」という概念をはじめて知りました。チャーリー・マンガーが主張する「とびっきり効果」(Lollapal...
2015年5月12日火曜日
CEOに必要な資質とは(『破天荒な経営者たち』)
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数回前の投稿 でご紹介した著書『 破天荒な経営者たち 』からもう1点ご紹介します。今回引用するのは、ラルストン・ピュリーナ社のCEOだったビル・スティーリッツ氏の話題です。なおペットフード会社の同社は、2001年にネスレに買収されました。 買収に関しては節約志向で、大型入札で...
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2015年5月6日水曜日
バリュー投資家の方へおすすめの一冊『破天荒な経営者たち』
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チャーリー・マンガーの推薦書"The Outsiders"( 過去記事 )の翻訳書が出ていたことを指摘してくれたのは、いつもコメントをつけてくださるブロンコさんでした( 過去記事のコメント欄 )。邦題は『 破天荒な経営者たち 』、発行元はパンローリング社です。...
4 件のコメント:
2015年4月22日水曜日
人間は戦士型か心配性型のどちらかである(『競争の科学』)
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何回か前の投稿でご紹介した『 競争の科学 』から再び引用します。前回は女性の判断能力に関する話題でしたが、今回はその神経科学的なメカニズムを取りあげた箇所です。 はじめは、ドーパミン処理能力に個人差がある話題です。 身体はCOMTタンパク質をつくる際、遺伝コードに従って、数...
2015年4月14日火曜日
女性が競争に加わるとき(『競争の科学』)
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読み進めるうちにすなおに引き込まれる本とは、読み手の興味と一致しているか、あるいは書き手の筆力や構成がすぐれているか、そのいずれかのことが多いように感じます。少し前に読んだ本『 競争の科学 』はいかにも現代風の装丁で、手にした段階ではそれほど興味をひきませんでした。ところが内容の...
2014年12月10日水曜日
本当の幸せとは(『脳科学は人格を変えられるか?』)
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何度かとりあげた『 脳科学は人格を変えられるか? 』から、今回で最後の引用です。本当の幸せに関する話題です。きれいごとのようにみえますが、現代文明の本質の一面をうまくとらえた見解だと思います。 もうひとつ重要な発見が、科学的な研究からもたらされている。それは、人がほんとうの...
2014年12月6日土曜日
刻みこまれた太古の記憶(『脳科学は人格を変えられるか?』)
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先日の 投稿 でとりあげた『 脳科学は人格を変えられるか? 』から、今回は悲観的な見方に関する箇所を引用します。 何百万年もの進化の歴史の中で、人類はこの強力なシステムを発達させてきた。これはいわば脳の非常ボタンであり、危機が眼前に迫っていることを脳の他の部分に知らせるはた...
2014年11月30日日曜日
人間はそもそも常に希望を抱く(『脳科学は人格を変えられるか?』)
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少し前に『 脳科学は人格を変えられるか? 』(著者:エレーヌ・フォックス)を読みました。題名からある程度予想できるように、本書では楽観主義者と悲観主義者の違いを脳科学の面から明らかにして、楽観的な精神を築いて維持するにはどうすればよいかを考察しています。ここで言う「楽観」とは単な...
2014年11月10日月曜日
ブタによって浪費される学生時代(リチャード・ドーキンス)
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前々回 に取り上げた『 好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I 』から、さらに引用します。最初は、遺伝子同士がどのように相互関連するのか比喩を使って表現した文章です。本ブログでよく取り上げる話題「モデル同士の相互作用」に通じるものがあり、ひとつの見方として参考になると思います( 過...
2014年11月6日木曜日
オックスフォードが私をつくりあげた(『ドーキンス自伝I』)
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進化生物学者リチャード・ドーキンスの自伝『 好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I 』を読みました。出世作『 利己的な遺伝子 』を読んで以来、彼の著作は少しずつ手にするようにしています。彼の主張や熱情と同じように、情緒ゆたかな文体は濃厚なところがあり、読み手を選ぶかもしれません(わ...
2014年8月4日月曜日
第4次世界大戦で使われる武器(アルバート・アインシュタイン)
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前回 ご紹介した『人類5万年 文明の興亡』では過去の歴史を振り返るだけでなく、将来の世界についても言及されています。その中で興味ぶかい話題を2つご紹介します。 ひとつめは最先端テクノロジーについてです。SF小説『 ニューロマンサー 』や映画『マトリックス』の世界に近づいた未来...
2014年8月2日土曜日
『人類5万年 文明の興亡: なぜ西洋が世界を支配しているのか』
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『 人類5万年 文明の興亡: なぜ西洋が世界を支配しているのか 』(著者:イアン・モリス)を読みました。原書のタイトルは"Why The West Rules - For Now"で、和訳では副題に回っています。本書では西洋がここ数世紀にわたって国際社会を支配...
2014年7月12日土曜日
パクるときの注意(チャーリー・マンガー)
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1998年に行われたチャーリー・マンガーの講演「学際的能力の重要性」の5回目です。ここでも重要なことが語られています。前回分は こちら です。(日本語は拙訳) さて、4番目の疑問へと到達しました。「実現可能な範囲において、最適化された学際性の目指すところ」という観点から判断す...
2014年6月18日水曜日
『復活を使命にした経営者』、芳井順一会長によるツムラ再生の物語
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今年に入ってから ツムラ ( 4540 )に興味を持ち始めました(株式も少し買いました)。業績の見通しが停滞気味のせいか、株価は低迷しています。その当社を知る一環として読んだのが、今回ご紹介する本『 復活を使命にした経営者 』です。 書店で目立ちそうのない地味な装丁の本書は、...
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2014年4月28日月曜日
ジャック・ウェルチはダンスを踊るか(チャーリー・マンガー)
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チャーリー・マンガーの(再考)世知入門、20回目です。今回は耳の痛い話です。しかし見識ある人が率先してこのような発言をしているわけですから、次の世代の人間としてすなおに見習うべきと受けとめています。前回分は こちら です。(日本語は拙訳) コカ・コーラ社の失策を話題にしてい...
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2014年3月26日水曜日
これから坂を下る人(『シグナル&ノイズ』)
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読むのを楽しみにしていた本『 シグナル&ノイズ 』を読了しました。期待にたがわず、十分楽しめ、そして学ぶものがありました。本書では将来予測に関する世の中のさまざまな課題を取りあげています。 過去の投稿 で『異端の統計学 ベイズ』をご紹介した流れで本書のことに触れましたが、...
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