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2025年11月9日日曜日

おちょことバケツ(『新・バフェットの教訓』より)


メアリー・バフェットなる人物らが著した本として、本書『新・バフェットの教訓』の以前の版は、過去に刊行されて流通してきました。その改訂版である本書を少し前に読んでみましたが、新味のある内容はこれといって目につきませんでした(節穴かもしれません)。そのためウォーレン・バフェットのことを継続的に観察してきた方々が、あえて手にとる類の本ではないと感じています。


そうは言いつつも、反省復習しながら一読できました。以下に引用した文は、経済や株式市場が現在のような状況にあるからこそ、(個人的に)心に刻んでおきたいと感じた言葉3つです。


 No. 12

我々にとって最高なことが起きるのは、

偉大な会社が一時的なトラブルに見舞われたとき……。

我々が買いたいのは、

手術台に横たわっているときの優良企業だ


No. 29

好機は稀にしか訪れない。

空から黄金が降ってきたときは、

おちょこではなくバケツで受け止めなさい


No. 31

株式市場とは、

忍耐力の低いものから高いものへ金[かね]を移転する装置である


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