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2011年9月30日金曜日

歯磨きペーストを最後まで使い切る(節約度★)

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限界までしぼった後でも、容器をはさみで切れば、あと5,6回は使えます。








2011年9月29日木曜日

投資で成功するのに大切なこと

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チャーリー・マンガーが、バークシャーかWescoの株主総会で発言したものです。『Poor Charlie's Almanack』からの引用になります。(日本語は拙訳)

投資で成功するのに大切なことのひとつは、正しい気性を心がけることです。みんなせっかちで、心配しすぎですね。成功とはすなわち、じっと辛抱して、いざというときに果敢になれることです。それから自分で痛い目にあうよりも、他人の過ちから学べるほうがいいですね。

[One of the key elements to successful investing is having the right] temperament - most people are too fretful; they worry too much. Success means being very patient, but aggressive when it's time. And the more hard lessons you can learn vicariously rather than through your own hard experience, the better.


2011年9月28日水曜日

結婚式を地味に済ませる(節約度★★★)

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2000年当時になりますが、30歳過ぎで結婚するのは少し時期が遅い部類でした。そのため、結婚式はできれば控えめで済まそうとの思いがありました。妻も派手な挙式を好まない性質だったため、入籍だけとも考えていました。

結局、9月の平日の昼間に式を挙げることになりました。参加者は両家の家族と、夫婦それぞれの友人1家族ずつでした。かかった費用の費目は以下の通りです。

・軽井沢での教会での結婚式
・その後の両家の会食
・軽井沢駅前の居酒屋で単なる飲み会(急遽かけつけてくれた友人と)
・夫婦で1泊2日の宿泊代
・新幹線代

合計で約50万円でした。
ただし、頂いた各種お祝い金からお返しした後の差額を充当すると、結婚式関係の収支は大幅黒字となりました。こうして振り返ってみると、ちゃっかりしていましたね。

ところで、以前にも取り上げた「となりの億万長者」では、妻の側の倹約について次のように書いています。
蓄財優等生の家庭では、妻が輪をかけた倹約家であることが多い。(中略)蓄財ゲームでは、金の使い方に気をつけることが最高のディフェンスになる。(中略)結婚相手が浪費家だったら、一代で財をなすのは不可能だと思ったほうがいい。
(注: 蓄財優等生とは、所得と比較して資産が多いこと)

結婚式は社会的に重要な儀式なので、それほど節約にこだわる局面ではないのかもしれません。それでもあえて節約を目指す婚約者であれば「最高の守り手」になってくれることでしょう。

2011年9月27日火曜日

東証一部のPERの推移(40年間)

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アメリカの新進のファンド・マネージャーであるティルソン(Whitney Tilson)の最近のプレゼンテーション(9/15付け)が、GuruFocusからリンクされていました。scribdにアップロードされているものです。

時々みかけるチャートですが、p.4とp.5のスライドが示唆的です。p.4はダウ工業平均で、過去3回の強気相場後にボックス相場が15年間前後続いたことを示しています。p.5はS&P500で、ボックス相場が終わって強気相場が始まるまでは、PERが5-10倍まで低下したことを示しています。

一方、日本の株式市場ですが、東証のWebサイトに1999年以降のデータが掲載されています。こちらがexcelファイルです。これによると、東証一部(連結ベース)のPERの最低は、2009年2月の12.8倍です。先月(2011年8月)末時点では15.7倍。東証一部単体ベースではもっと古いデータがあり、1974年の年末で13.0倍。オイルショックの時代のことです。連結ベースに修正すればもっと小さな値になるでしょうが、いずれにせよ、現在の日本の株価水準は40年来の割安です。

ところでティルソンはポイントをひとつ稼いだようですね。ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイが自社株買いの意向を昨日発表しました。過去に例がなかったと記憶しています。ティルソンは以前から主張していましたが、今回の資料でもバークシャーの割安ぶりを筆頭に挙げていました。スライドのp.9からになります。

2011年9月26日月曜日

何から節約を始めるべきか

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これから本格的に節約に取り組もうとする方が「何から節約を始めるべきか」ですが、一般的には「住まい」「保険」「教育」「車」あたりになるのでしょうか。たしかに家計への影響を考えれば、削減効果の大きなものから見直すのが王道でしょう。しかし、個人的には「できそうなことから始める」のでよいかと思います。というのは、節約は習慣として身につけることが大事だと感じているからです。

株式投資に関するブログなので、営利企業の例を挙げてみます。不景気になると、赤字が続いて借入金が過大になる企業はリストラを実行しがちです。コア以外の事業を分離・売却したり、人員削減を行ったりします。これらの施策は財務上大きな効果を出すため、翌年度には利益が大きく改善されやすいものです。

しかし、そのような企業が再び業績悪化の道をたどる例も見られます。原因は様々かと思われますが、そもそもコスト意識が高くないことも一因と考えられます。財務改善の施策が短期的なほど、従業員にとっては痛みが大きいだけで、本質的な企業努力につながりにくいのではないでしょうか。

一方、地道に低コスト経営に取り組む企業は借入金に頼らない上、易々とは赤字を出しません。少ない売上高でも利益を確保できる体質を作りこんでいるからです。本質に集中し、余計な仕事を省き、交渉を厭わず、少ない人員と少ない物資で結果を求めます。企業存続の戦略として、経営者が強い決意を抱いて継続的に取組んでいるからこそ、達成できることです。

翻って節約です。まずは、できそうなことから始めてみましょう。例えば毎日の飲酒を週1日減らしたり、積読になりそうな本の購入を一度あきらめます。次に、その状態を維持してみます。翌週も節酒を続けられるか。本棚の肥やしが増えていないか。継続することに無理を感じなくなれば、節約習慣がひとつ身についたことになります。このとき「継続」が肝心なので、取り組み状況を手帳などに記録することをお勧めします。

ひとつでも節約が身につけば、自信がつきます。その自信が足場となり、次の節約に取り組むやる気をうみだします。このような正のフィードバック・ループを回し続けることで、節約体質が養われていくのだと思います。

なお、物事の習慣を身につけるお手本としては、ベンジャミン・フランクリンの『フランクリン自伝』が有名です。彼はいくつかの徳を身につけるために、日々の取り組みを手帳に記録し、翌日に向けて反省と決意を繰り返していました。彼に限りませんが、大きな実績を残した先人の言動は参考になるものですね。

2011年9月24日土曜日

最終的には最高の報いが得られる

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強気相場は悲観のなかで生まれ、懐疑のなかで育ち...

この言い回しをどこかで目にされた方は少なくないかと思います。大投資家ジョン・テンプルトンがモットーとしていた言葉です。彼の言葉にはもっと心の支えになるものがありますので、そちらをご紹介します。

他人が絶望して売っているときに買い、他人が貪欲に買っているときに売るには、最高の精神的強靭性が必要となるが、最終的には最高の報いが得られる。

上の言葉はどちらも『テンプルトン卿の流儀』からの引用です。この本は彼の親族が書いたものですが、テンプルトン卿(=ジョン・テンプルトン)直伝の心構えや方針が描かれており、参考になります。超然とした卿の振舞いには、どこか清々しい印象が残ります。

株式投資を始めて10年強になりますが、大きな下げ相場を2回経験しました。タイミングをみて売り買いするのは苦手なので、ポートフォリオの株価が大きく下げても売らずにそのままにしています。株価以上の価値があると自分なりに納得しているので、今では「短期の株価変動は、日々の天気の変化のようなもの」と考えています。そうはいっても、ポートフォリオの時価が下がるのをみれば苦しいものです。そんなときには、成功した投資家たちの言葉を毎日のように噛みしめて、気を紛らわせてきました。テンプルトンの言葉も、その一つです。

話は変わりますが、ここ2日間で銀価格が大きく下落しました。ETF銘柄のSLVですが、9/21(水)の終値で$38.5だったのが、昨日9/23(金)は$29.98です。22%の下落です。昨晩は$32.3で少し買い増しして床についたのですが、そこからさらに下がっていました。2008年夏の大きな下落を思い出します。月曜日以降も注視したいものです。

2011年9月23日金曜日

我が家の支出の総括

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このブログでは我が家で日常的に取り組んでいる具体例をご紹介していきます。
あくまでも家計の一環として実践しているものなので、月並みな話題に終始するかもしれませんが、ご容赦ください。投資とは若干異なり、節約の工夫は各家庭でそれほど違いがでないのかもしれません。

初めに、肝心かなめの収支がどのようになっているのか触れておきます。
結婚してから10年ちょっとになりますが、それ以前の独身浪費家時代から家計簿だけは
欠かさずにつけていました。当時から愛用していたのがシェアウェアの「ひかる」です。
結婚後も妻に合わせてもらい、共同で入力し続けています。

下の図は、結婚直後から数年間に渡る我が家の支出状況です。クリックすると大きな図が表示されます。









この図以降の2006年11月からは新しい引越し先に移り、現在に至っています。金額の増減が相殺されて変化があまりないため、続きの図は省略しました。また本稿では節約が趣旨のため、収入についても省略します。

過去を振り返ってみますと、結婚後2年間ぐらいで支出面での生活の見直しを行っています。その後は現時点まで変動の少ない支出金額となっています。

今後は、この図を念頭に置きながら、話題に触れたいと考えております。

2011年9月22日木曜日

気に入っている株が値下がりしたら

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ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストのどちらのWebサイトも、トップ記事は株式相場の下げを取り上げています。MarketWatchでは「ダウ、350ポイントの下げ」とのこと。アメリカ、欧州、そして中国と、どこも先行きの暗い経済ニュースばかりです。

バークシャー・ハサウェイのチャーリー・マンガーであれば、買いを始めるのはまだ先だと思いますが、下げ相場での心がけとして「Poor Charlie's Almanack」で紹介されている彼のコメントをご紹介します。(日本語は拙訳)
もう何十年もやってきたことですが、我々が気に入っている株が値下がりしたら、たいていは、もっと買い続けました。何かが起きて自分の判断が間違っていたということになれば、売ってしまえばいいのです。でも自分の判断に自信があるんだったら、安値に乗じてもっと買うべきです。

Over many decades, our usual practices is that if [the stock of] something we like goes down, we buy more and more. Sometimes something happens, you realize you're wrong, and you get out. But if you develop correct confidence in your judgement, buy more and take advantage of stock prices.

というわけで、私もバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)を少しだけ買い増ししました。今回の単価は$65.58です。前回に買ったのは2009年3月9日で、単価(調整済)は$46.04でした。

2011年9月20日火曜日

お金持ちの特徴を三つ挙げよ

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蓄財を意識し始めたのは、結婚してから1年ほど経った頃でした。参考になる本を何冊か購読しましたが、そのうちのひとつ『となりの億万長者―成功を生む7つの法則』は、当時は楽しみながら何度も読み返したものです。

ご存知のない方のために同書の概要を説明しますと、アメリカの1万人を超える億万長者(資産額の最頻値は1億円強)にアンケートを行い、彼らの思考や行動がどのようなものか、とりまとめています。

著者が最初に挙げているトピックがずばり、
金持ちの特徴を三つの言葉で言い表わせば、倹約、倹約、倹約、である。

さらにキツイのは、ある億万長者の言葉。
うちのワイフの財布のひもをゆるめるのは不可能だ!

結婚してから知ったのですが、私の妻にもこの言葉がぴったり当てはまります。振り返ってみれば幸先のよいスタートを切れたわけですが、当時浪費家だった私にとっては、それなりの心労が続いたものでした。

2011年9月19日月曜日

Buy-Low-Sell-Highアプローチ

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これまではお盆や年末年始といった休みの際に、一つ前の四季報を図書館で借りて一通り目を通し、その時期に割安な優良企業を探していました。そのペースですと、新規に投資できた企業は1年間につき1,2件がいいところでした。この8月になって時間が取れたのでゆっくりしようと思っていたのですが、矢先に相場全体が下がりました。そのため、急遽集中して企業分析に取り組んでいます。せっかくの機会ですので新規投資先が追加できれば、と期待しています。

ROCE(例えばROEやROA)の高い企業の株価を以前から継続監視してきましたが、ここにきて人気の一流企業が安値で取引されています。触手が伸びそうな価格です。とりわけ気になるのが日東電工、旭硝子の二社です。深いとは確信できませんが、それなりのMoat(=経済的な堀)を有する企業です。

しかし、それらを超えて格段の安値をつけている企業があります。こちらは思わず飛びつきたくなる価格です。ただし市場の評価が低いのはそれなりの理由があるのでしょう。一見したところ、Moatが持続するのかどうか、判断しにくい企業ばかりです。成長性や収益性が遠からず低下するのではないかという不安が渦巻いています。でも、こういう局面こそ絶好の機会です。あとは自分自身で玉と石を見極められるかどうかです。と言っても、「これは玉だ」とすぐに見分けられればいいのですが、今回の候補企業については勉強不足で、気持ちが揺らいでいます。

ユーロ危機や円高のため、経済の見通しは暗いようですが、精力的に投資先を探したいこの頃です。

なお、表題の「Buy-Low-Sell-Highアプローチ」ですが、ウォーレン・バフェットの師匠だったベン・グレアムが著作「The Intelligent Investor」の一節で挙げているものです。そこでは次のような文章を書いています。(日本語は拙訳)

実のところ「抜け目ない投資家」とは、そもそも「皆が売り払うような下げ相場で買いに回り」、「皆が買っている上げ相場で売り払うような御仁」を指す言葉でした。
In fact, a classic definition of a "shrewd investor" was "one who bought in a bear market when everyone else was selling, and sold out in a bull market when everyone else was buying."


2011年9月18日日曜日

商家の家訓

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図書館で借りてきた本「商家の家訓」を拾い読みしています。この本では、三井・住友・三菱といった現存する旧財閥の始祖も取り上げられていますが、なじみのない豪商のくだりが興味深く読めます。著者の論述の出来はともかく、引用されている家訓には重みがあり、心の頼りになるものばかりです。原文ではなく、同書に記されている現代語訳のほうをご紹介します。

まずは、江戸期滋賀(近江日野)の初代中井源左衛門の「金持商人一枚起請文」(p.77)です。

多くの人々が噂して言うことに、金が溜まる人は運のいい人で、自分にはそのような運がないなどと言うのは愚かで大きな間違いである。運というものではない。金持ちになりたいと思ったら、酒宴や遊興、贅沢などを禁じて、長寿を心掛け、「始末」(=節約)することを第一にして商売に励むより他に方法はない。これらの他に深い欲を持つならば、先祖が憐れんで手を差し伸べることもなく、天然自然の道理に沿うこともない。「始末」と「吝嗇」とは違うものである。無知なものは同じと思うだろうが、「吝嗇」だと光は消えてしまう。(後略)


もうひとつは、江戸期兵庫の豪商、伊藤二代目長次郎の筆によるもの(p.234)です。

第5条「質素倹約」
良い暮らし向きというのは、つつましく生活する家のことをいうのである。奢った暮らしをしていては、人は良い家とはいわない。衣食住を倹約すべきである。

第32条「質素な生活」
半分麦の飯とつけもの、食事はそれだけで十分である。それ以上のことは贅沢と心得て食事をせよ。

第50条「質素倹約の意味」
倹約は人の道である。「倹」とは「ただす」という意味である。これは必要な支出、これは無駄な支出、これは努力すべきことというように、物事を選び分けることである。また「約」とは、約束を破らぬ美徳をいう。
質素の「質」とは生まれつきの性質のこと、「素」とは生まれたままの汚れのない白さをいうのである。

第53条「贅沢」
今日から贅沢をしようと思ってする人は1人もない。「このようなことをしては大変だが、これくらいは差し支えあるまい」というような判断をしていると、いつの間にか、ずるずると贅沢になるのである。万事につけて程度を弁えるべきである。(後略)

第34条「当たり前のこと」
このように色々と書いているが、人々が知らないことを書いているのではない。人々が皆知っている当たり前のことばかりである。しかし、自らがそれを実行するかしないかの問題である。



2011年9月8日木曜日

はじめまして

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はじめまして、ハンドル名betseldom(ベット・セルダム)と申します。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

本ブログで取り上げるテーマはブログタイトルのとおり、「節約」と「投資」です。今ではすっかり月並みな話題となっているようですが、私自身も小さなこだわりがあり、いずれはどこかで発言できればと温めていました。

夫婦で地道に生活してきた結果、10年ほど前に思い描いていた経済的な道のりを、これまでのところは何とか歩み続けることができました。また、ここにきて個人的にも時間が取れるようになったため、拙文を発表させて頂くこととなりました。

みなさんのお役に立てれば幸いです。