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2011年11月30日水曜日

取り組むのにちょうどよい問題(リチャード・ファインマン)

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投資対象候補の選定について、前回の引用でチャーリー・マンガーは「時間や才能に限りがある」とコメントしていましたが、ファインマンのインタビューに同様の発言があるので、引用します。『ファインマンさんベストエッセイ』からです。1979年のインタビューなので、彼の年齢は60歳を過ぎた頃です。ちなみに、ノーベル物理学賞は40歳代後半に受賞しています。

(質問)先生はどの問題なら、取り組むのにちょうど格好の大きさだとわかるのですか?

(ファインマン) (中略) 重要な要素の正しい組み合わせさえ手に入れば、深遠だが解けない問題を抱えて一生を棒に振ったり、だれにだってできるような小さな問題ばかりゴマンと解いて、一生を浪費したりしないですむ。(p.232)

2011年11月29日火曜日

我が家の家計簿(2011年8月)

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今年の8月の我が家の支出です。
夏休みの時期ですが大きな外出はしていないので、平均的な支出額になっています。

合計 ¥203,665 総括
(食費) 36,170 食費全般, 朝食, 飲み物
(日用品) 1,702 歯みがき
(住居) 99,710 分譲か賃貸か
(光熱水道) 6,593 水道, 電気
(保健衛生) 1,300
(教育) 29,296 (保育園)
(教養娯楽) 6,147 新聞, 図書館
(交際) 6,500 (飲み会)
(交通、通信) 10,247 通信費, 電話回線種別, 自動車
(その他支出) 6,000 共済

下の図は構成比の円グラフです。以前にご紹介した家計簿ソフト「ひかる」からの出力です。









面積の大きな部分、水色(住居)と灰色(教育:保育園)は固定費です。残りの大きな部分は青色の食費ですが、過去の記録とくらべると低い金額におちついているので、準固定費とみなせそうです。削りどころは、やはりピンク色(教養娯楽)、えんじ色(交際)。ここを抑えれば20万円を下回ります。けれども、比率の大きい家賃を聖域扱いしているのが本末転倒でしょうか。

2011年11月28日月曜日

長続きする競争優位性を見極める

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チャーリー・マンガーが会長を務めていたWescoはバークシャーに100%買収され、非公開企業となりました。Wescoの株主がマンガー「会長」と対話できる最後の会合が7月に開催されました。そのメモがScribdにアップロードされているので、その中から引用します。

(質問24)長続きする競争優位性を見極めるには、何を最重要視しますか。

(マンガー)ウォーレンも私も、コア・コンピタンシーのある産業や企業しか注目しませんね。みなさんもそうしたほうがよいですよ。時間も才能も限りがあるわけですから、上手に使うべきです。

Q24: When assessing durable competitive advantages, what does he consider the most?

Munger: He and Warren only look at industries and companies that they have a core competency in.Every person has to do the same thing. You have a limited amount of time and talent and you have toallocate it smartly.

そういえば、ウォーレン・バフェットがチャーリーから学んだ知恵として、次の発言を繰り返しています。

すばらしい企業にそこそこの値段がついているほうが、そこそこの企業にすばらしい値段がついているよりも良い。

A great business at a fair price is superior to a fair business at a great price.

2011年11月27日日曜日

簡素な朝食を(節約度不明)

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我が家の朝食といえば、白米、みそ汁、納豆です。おかずが少ない分、白米をしっかり食べるのですが、欠かせないのはふりかけと梅干しです。ふりかけは、行きつけの安売りスーパーの品ぞろえから、凝っていないものを選んでいます。以下の3つが定番です。



休日に出かける際にも、同じふりかけと梅干しのおにぎりを作っています。

蛇足ですが、引越し前の住まいでは、納豆の最安値は4パック(45g/パック)で68円でした。引越し後は、まだ安値を調べ尽くせていません。

2011年11月26日土曜日

ダーウィンの「逆ひねり」

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チャーリー・マンガーの敬愛する人物といえば、ベンジャミン・フランクリンが挙げられますが、それに劣らずチャールズ・ダーウィンも彼のお気にいりです。前回ご紹介したチャーリーの講演の続きになりますが、ダーウィンのシステムが簡潔かつ端的にとりあげられています。

公認伝記マニアの私が思うに、チャールズ・ロバート・ダーウィンは、1986年度のハーバード[高校。L.A.にあるプレップスクール]の卒業生の中でみれば、真ん中あたりの成績になるかと思います。しかしながら彼は、科学史において今でも名だたる人物です。これこそ、もって生まれた才能を無駄にせずに生かしたお手本の最たるものといえるでしょう。

ダーウィンのなしとげた業績は、彼自身のやりかたによるものでした。さきに私がお話しした「悲惨への道」には一切近寄らず、「逆ひねり」することに注力しました。持論がどんなに手塩をかけた大切なものでも、それをくつがえす証拠を真っ先にみつけようとしたのです。普通であればその反対で、早々に結論を出したあとは、新情報や否定的な情報がでても、持論が揺るがないように処理するものです。作家フィリップ・ワイリーのみるところの「自分がすでに知っていることを超えたところで学ばないようでは、何もだせない」人間になりさがるものです。

It is my opinion, as a certified biography nut, that Charles Robert Darwin would have ranked near the middle of the Harvard School graduating class of 1986. Yet he is now famous in the history of science. This is precisely the type of example you should learn nothing from if bent on minimizing your results from your own endowment.

Darwin's result was due in large measure to his working method, which violated all my rules for misery and particularly emphasized a backward twist in that he always gave priority attention to evidence tending to disconfirm whatever cherished and hard-won theory he already had. In contrast, most people early achieve and later intensify a tendency to process new and disconfirming information so that any original conclusion remains intact. They become people of whom Philip Wylie observed: "You couldn't squeeze a dime between what they already know and what they will never learn."


自説に固執しがちなのは人間の心が持つ本質的な傾向であると、チャーリーは以前から述べてきました。心理学の分野で数々の研究結果が裏付けてくれるようになりましたが、我々が自分自身のそのような面を乗り越えるのは、依然として難しいものです。このような話題は本ブログの主題として、今後も取り上げていきます。

2011年11月25日金曜日

新聞をとらない(節約度★★)

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インターネット・メディアが浸透したせいか、最近は新聞を読まない人が増えているようですが、10年ほど前は状況が違ったと記憶しています。新聞をとるのをやめたことを会話の相手に伝えるのは、わずかに後ろめたかったものです。

新聞とテレビのない生活を10年間続けましたが、あまり不自由は感じませんでした。時間が足りない頃はテレビをみる余裕がほとんどなかったですし、新聞を読む時間は本を読むのにあてていました。ネット・サーフィンで無駄な時間を過ごしてきたのは、今でも反省すべき点です。

時間が確保できて、番組や記事を選別できるのであれば、テレビや新聞に触れるのは有用だと思います。特に新聞は一覧性が秀逸なので、きっかけ探しの場としては申し分のないメディアと感じています。新聞なしの10年間に逃した機会がどれだけあったのか、少し気になってはいます。

2,3週間前の新聞をまとめて読むといったときには、やはり図書館が便利です。直近1週間前のものは他の利用者と競合しやすいです。「月刊新聞ダイジェスト」という雑誌もありますが、これだと記事の拾い方が万人向けかもしれません。

2011年11月24日木曜日

チャーリー・マンガーの名言「逆だ、いつでも逆からやるんだ」

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マンガーの発言の中で、もっとも記憶に残りやすいものといえば、今回のものか、あるいはもうひとつ「ハンマー」でしょうか。覚えやすいからといって安い言葉ではなく、意思決定や問題解決において大きな力を発揮するものです。「Poor Charlie's Almanack」に収録されている講演その1 Harvard School Commencement Speech(June 13, 1986)からの引用になります。(日本語は拙訳)

偉大なる代数学者ヤコビは、同じ文句を繰り返していたことで知られています。「逆だ、いつでも逆からやるんだ」。ヤコビのいうように、難題の多くが逆方向からせめたときこそ上手に解けるのは、当然といえるでしょう。

The great algebraist, Jacobi, had exactly the same approach as Carson and was known for his constant repetition of one phrase: "Invert, always invert." It is in the nature of things, as Jacobi knew, that many hard problems are best solved only when they are addressed backward.


次回の投資の投稿に続きます。

2011年11月22日火曜日

何、食べてるの?(節約度★★★)

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今回は食費です。総務省統計「家計調査」ですが、家族構成によって食べっぷりがちがうので、「世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」から、「全国・二人以上の世帯」で、「40歳代前半」の数値をとりました。

まずは統計値です。
食料 約72,000円
(うち、酒類 約2,800円)
(うち、外食 約17,000円)

一方、我が家の状況です。平均的な2011年7月を挙げました。
食料 約47,000円
(うち、酒類 約1,500円)
(うち、外食 約17,000円)

内訳に挙げた酒代と外食費は、近い金額におちついています。では差額の25,000円分、我が家に欠けているものは何かと探ってみたところ、次の2つが大きいようでした。
・飲料 4,200円
・調理食品 8,300円(弁当、冷凍食品、寿司、コロッケ等)

飲み物は以前に取り上げましたが、外ではなるべく買わず、自宅で用意したものを持参しています。また調理食品もあまり買いません。食品は加工度の低いものを買い求めるようにしています。安心感が得られるだけでなく、加工賃もはぶけます。だからといって、家庭料理の腕がよいわけではありません。質素な食事で済ませています。

我が家の外食費は金額こそ世間並みですが、内訳は勤め先で昼食をとるのと子供の給食費の合計、つまり平日の昼食代です。食費全体に対する割合が36%、なんとなく納得の数字です。弁当をつくって持参すれば、節約できるところですね。

最後になりますが、我が家の食費管理の方針は次のようなものです。
・なるべく自炊する
・安い店で、安いときに、普通の食べ物を買う
・そこそこ粗食

2011年11月21日月曜日

科学的に研究する際のやりかた(リチャード・ファインマン)

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バフェットやマンガーは、投資をする際の意思決定では「合理性」が大切なことを強調しています。今回は「合理」の代表格であるハード・サイエンスの分野、物理学者ファインマンの「ファインマンさんベストエッセイ」からの引用です。科学的アプローチが簡潔に記されていますが、投資にも適用できるものです。先だって取り上げたマンガーの「多面的メンタルモデル」に通じるところもあります。

すでに答えがわかっているのなら、それについて証拠を集める必要などありません。とにかく何かについて確信がもてないとすると、つぎはこれについて証拠を探すことになるのですが、科学的方法ではまず試すことから始まります。しかしそれ以外にも、もっと大切なことがあるのを見過ごしにはできません。それは自分のさまざまな知識を論理的に一貫して筋がとおるよう、まとめるということです。わかっていることのあれとこれとをつなぎあわせ、それとこれとに矛盾がないかどうかテストすることは、非常に意義のある作業で、方向の異なる考えをつなぎあわせようとするこの努力は、すればするほど意味があるのです

さてこうして証拠を探す作業のつぎにくるのが、その判断です。発見した証拠の判断については、一般的につぎのようなきまりがあります。それは自分の気に入ったものだけを選ぶのではなく、何もかも一つ残らず考えに入れること。そして研究をつづけられるだけの客観性を絶えず保ち、究極的に権威ある意見なんぞに頼らないということ、これがそのルールです。権威は真実が何であるかのヒントにはなるかもしれませんが、それは断じて情報の源ではありません。自分の観察が権威ある意見に反する場合は、できるだけ権威のほうを無視すべきです。そして最後に、その結果の記録には決して私観をまじえてはなりません。(p.85)

2011年11月20日日曜日

水道料金について(節約度★★)

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今回も総務省統計「家計調査」からです。1世帯(2人以上)あたりの上下水道料支出ですが、月平均で約5,000円です。一方、我が家は3,000円弱です。

節水の取組みは月並みです。風呂あがりの残り湯を洗濯に使っているぐらいです。風呂から洗濯機に水をくみ上げるホースのモーターが壊れてからは、浴槽からバケツでお湯をくんで手動で運んでいます。

入浴について、もう1点ありました。浴槽にためるお湯の量ですが、140リットルにしています。引越し前はさらに少なくしていたので、ゆとりは全くありませんでした。

先日引越しをしましたが、以前のトイレと比べるとタンクが節水型になっていました。引越し前後の各種設備をつい比較してしまうのですが、トイレについては改善された一件でした。

2011年11月19日土曜日

他人と違う行動をとれますか?

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ROMでお世話になっている投資掲示板からの孫引きで、Behavioral Finance (Why Watching CNBC Won’t Make You Rich)の一部を訳しました。記事を紹介してくださったのは、才媛iluvbabybさんです。紹介されている映像は往年のドリフターズをみるようで思わず笑みが浮かびますが、翻って自分自身の行動をみつめなおす材料になるものです。

投資家が米国株ファンドを売却した金額は、9月には5,300億円、8月は1.2兆円、7月は1.7兆円でした。ご察しの通り、米国株の第3四半期は2008年の金融危機後では最悪の期間でした。10月にはさらに1.4兆円が売却されましたが、この25年間で最大となる10.9%の上げ幅を記録した月となりました。米国の投資家は今年になって4.1兆円を売却してきたことになりますが、この年次ベースでの売却傾向は2008年から続くものです。

一方のウォーレン・バフェットですが、第3四半期に米国市場で1.8兆円を投資しています(訳注:債券、企業買収、設備投資等を含む)。そのうち、株式投資は5,500億円で、この15年間で最速ペースです。今年の3月には純資産4兆円を有していたバフェットですが、さて、投資の時期を正しく見極めているのは誰のほうだと思いますか。
(中略)
ウォーレン・バフェットが他人が売っているときに大きく買いに回るのは典型的な逆張り投資で、投資方針的には「優勢な市場動向に逆らう、つまり低迷している資産を買い、好調な時に売る」ものです。人は、残念ながら他人と違う行動をとれないさがをもった生き物のようです。このどっきりカメラ風の動画をごらんください、エレベーターの中でおかしなしぐさを目にしながらも困惑する様子がうかがえます。でも、株価が低迷していくのが明白なときに、持ち株をこのまま保持するか、もっと買うように助言されたら、どう感じますか。私どもは株式投資信託の月次及び四半期ごとの資金動向を追ってきました。というのは、投資信託への資金純流入額は株式市場の動向と相反することが多いからです。つまり、普通の人が買うのは株価が高いときで、売るのは割安のとき、ということです。

Investors withdrew $6.8 billion from US stock funds in September, $15.5 billion in August and $22.9 billion in July. Makes sense, right? Q3 was the worst quarter for US stocks since the 2008-9 financial crisis. Investors withdrew another $18.2 billion in October, which was the best single month for US stocks in 25 years with a gain of 10.9% in the S&P 500. YTD, US investors sold $53.5 billion of US funds, continuing a pattern of net annual redemptions that has prevailed since 2008.

Warren Buffet, meanwhile, invested $23.9 billion (including $7 billion in stock purchases) in US markets in Q3 ? his fastest pace of investment in 15 years. As of March 2011, Buffet was worth about $50 billion, so who do you think is making the correct assessment of the investing climate?

(中略)

Warren Buffet buying large when others sell is a classic example of contrarian investing, defined as “an investment style that goes against prevailing market trends by buying assets that are performing poorly and then selling when they perform well.” Humans, alas, are herd animals who become distressed when acting contrary to the group. Watch this old Candid Camera prank to observe an individual’s distress from simply facing the wrong way in an elevator. Now think about the distress you feel when your investment advisor maintains or even adds to your stock allocations, when clearly “a depression is eminent.” We track monthly and quarterly cash flows into stock mutual funds because often net flows are inversely correlated with stock market performance. In other words, most investors buy high and sell low.

2011年11月18日金曜日

通信費を抑える(節約度★★)

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おなじみの総務省の統計「家計調査」によると、1世帯(2人以上)あたりの通信費支出は月平均で約12,000円となっています。対する我が家は約7,000円で推移しています。明細は次の通りです。

NTT固定電話: 1,800円
携帯電話: 300円 (=プリペイドカード3,000円/年 ÷ 12ヶ月)
インターネット・ブロードバンド接続: 1,900円
年賀状: 300円 (=3,600円/年 ÷ 12ヶ月)
引越し代: 2,500円 (=55,000円/回 * 1回/2年 ÷ 24ヶ月)

なお、引越し代を含めているのは、家計調査の分類に従ったためです。支出項目「7.3 通信」は、「物の運送,情報の伝達のために必要な商品及びサービスに関するもの」だそうです。

節約の基本方針としては、携帯電話代を抑えるようにしています。固定電話とブロードバンド接続を優先し、機能的に重複している携帯電話を削っています。

まずは私ですが、自腹の電話機を持っていません。仕事用としては、勤め先の職場で割り当てられたり、貸与されたPHSを使っていました。

一方、妻はプリペイド携帯を使っています。ソフトバンクモバイル端末(サムソン製)です。発信できるのはプリペイドカードの使用開始後2ヶ月間ですが、その後1年間は着信専用端末として使えます。つまり、プリペイドカード1枚分の費用で、電話番号を1年間以上維持できます。最近はネット申し込みでチャージできるようですが、プリペイドカードだと割安に入手できることがあります。

通信費に関して、もう一点。自宅で使うインターネット・ブロードバンド接続は、公団賃貸住宅用のサービスを使っています。良心的な価格です。引越しの際の手続きも簡単なもので、住所変更を届けるだけでおわりでした。ルーターの設定変更は不要でした。

2011年11月17日木曜日

ほとんどの人より、うまくいくやりかた(チャーリー・マンガー)

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チャーリー・マンガーが物事を考えるときのやりかたは、私にとっては大きな課題です。チャーリーは折に触れて生涯学習の重要性を説いていますが、この引用を読むと合点がいきますね。おなじみの「Poor Charlie's Almanack」からの引用です。(日本語は拙訳)

私が信じてやまないのは、あるやりかたをとれば、ほとんどの人よりもうまくいくということです。頭のいい人だったら普通は習得できるもので、どういうことかというと、USC[=南カリフォルニア大学]のビジネススクールで前に話しましたが、頭の中にメンタルモデル用の格子枠を用意するわけです。そして、経験したり、本を読んだりして学んだ大切なことを[格子に]組みこんでいくわけです。そういうのがあれば、物事がだんだんうまく結びつくようになり、認識力が増していくようになります。

I've long believed that a certain system - which almost any intelligent person can learn - works way better than the systems that most people use. As I said at the U.S.C. Business School, what you need is a latticework of mental models in your head. And you hang your actual experience and your vicarious experience(that you get from reading and so forth) on this latticework of powerful models. And with that system, things gradually get to fit together in a way that enhances cognition.

2011年11月16日水曜日

加入電話はダイヤル、それともプッシュ回線?(節約度ゼロか★)

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加入電話(=固定電話)をダイヤル回線契約にすると、以前まではプッシュ回線と比べると50円安かったのですが、いつのまにか同額になっていました。どこかで目にしていたとしても、すっかり忘れていました。

NTT東日本のサイトに「毎月の基本料金」が載っています。たしかに、3級取扱所においてはダイヤルとプッシュは同じ基本料金となっています。1級と2級は従来どおりダイヤルのほうが安いようです。自分の契約がどの等級か調べるのは、電話サービス契約約款の別表2(冊子のいちばん後ろのほう)かと思われます。

NTTのオペレータの方に指摘されたのですが、電話の引越し工事の際にダイヤル回線契約からプッシュに切り替えると、よけいな工事費がかからないとのことです。というわけで、我が家もプッシュ回線契約に変更しました。これまではトーン信号を出す必要があるときには、電話機裏の「10・20・PB」のスイッチをすばやく切り替えていました。そのうち懐かしくなるであろう小技です。

2011年11月14日月曜日

チャーリー・マンガーのMultiple Mental Models

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チャーリー・マンガーは知恵の深さではウォーレン・バフェットをしのぐとされていますが、投資における彼の洞察力がどこからうまれているのか、とても興味深いものです。いつもと同じように「Poor Charlie's Almanack」からの引用で、今回はMultiple Mental Modelsについてです。日本語は拙訳で「多面的メンタルモデル」と訳しました。

マンガーの説く、ビジネスを分析評価する際の「多面的メンタルモデル」アプローチとは

チャーリー・マンガーの投資手順は、ほとんどの投資家が行うような基本的なやり方とは大きく異なる。型どおりに企業の財務分析を行うのではなく、チャーリーは包括的な分析を行うのだ。候補企業の内部で行われている諸活動だけでなく、企業活動を包含する広範で統合的なつながり(「エコシステム」)をも、分析対象とする。そのような自身のやり方をさして、彼は「多面的メンタルモデル」と称している。(中略)情報を収集・加工・活用する際の枠組みとして使われるそれらモデルは、各種の伝統的な学問分野から借用している。歴史学、心理学、生理学、数学、工学、生物学、物理学、化学、統計学、経済学などである。また借用してきたツール、手法、公式は互いに連携しあっている。チャーリーの投資分析におけるエコシステム的アプローチの肝心かなめな点は次の通り。「あらゆるシステムが複数の要素から成り立っているのと同様に、システムを理解するには様々な学問分野で登場する様々なモデルをうまく当てはめることが必要になる」。作家ジョン・ミューアが自然界における相互関連を見出して曰く、「何かをとりあげてみても、結局はこの世界のあらゆるものと繋がっているわけだ」

Munger's “Multiple Mental Models” Approach to Business Analysis and Assessment

Charlie's approach to investing is quite different from the more rudimentary systems used by most investors. Instead of making a superficial stand-alone assessment of a company's financial information, Charlie conducts a comprehensive analysis of both the internal working of the investment candidate as well as the larger, integrated “ecosystem” in which it operates. He calls the tools he uses to conduct this review “Multiple Mental Models.” These models, discussed at length in several of the Talks(especially numbers Two, Three, and Four), serve as a framework for gathering, processing, and acting on information. They borrow from and neatly stitch together the analytical tools, methods, and formulas from such traditional disciplines as history, psychology, physiology, mathematics, engineering, biology, physics, chemistry, statistics, economics, and so on. The unassailable logic of Charlie's “ecosystem” approach to investment analysis: Just as multiple factors shape almost every system, multiple models from a variety of disciplines, applied with fluency, are needed to understand that system. As John Muir observed about the interconnectedness of nature, “When we try to pick out anything by itself, we find it hitched to everything else in the universe.”

2011年11月12日土曜日

引っ越しました

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冷たい雨の降りしきる中、引越しが完了しました。9:30に荷物の搬出が終わって15:00に子供を学校へ迎えにいくまでの間、がらんどうの部屋でやることがなく、ノートPCをネットに接続して株式市場の動向をながめていました。

最近の株価としては、上げ下げの繰り返しか、下げる一方の二通りが目につきます。せっかく株価が下落しているので、注目している銘柄を少しずつ買っています。日進工具、マニー、旭ダイヤモンド工業、日東電工、旭硝子、トライステージといった企業です。目移りする株価ですが、できれば2,3社に絞り込んで集中的に投資したいところです。

2011年11月10日木曜日

明日、引っ越します

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明日11月11日に引っ越すことになりました。平日のフリー便なので、引越し代はあまりかかりません。現在よりも部屋数が1つ減りますが、家賃はわずかに安くなる程度です。

この12年間で6回目の引越しです。といっても、転勤族ではありません。少ないモノで暮らしたり、公団賃貸を選ぶようになったのも、引越しコストを下げたいところから始まったことです。

2011年11月8日火曜日

飲み物にお金を使わない(節約度★★)

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アルコール以外で、外出先で飲むものは2つ。タダで飲めるヤツか、あるいは持参した水です。職場や出先での飲み物代もバカにならないものです。1日あたり100-200円の支出でも、1年間の合計では2万円を超えます。

職場に水筒を持参する人が増えたのは、ここ2,3年でしょうか。私の場合、ノートPCや折りたたみ傘を入れたかばんを持ってお客様の職場に出向くことが多かったので、使用後のペットボトルをすすいで再利用していました。500mlのやつを毎日2本です。同じ銘柄のボトルを6本そろえて、ローテーションで使いまわしていました。「毎日同じドリンクを飲んでますね。それも2本ずつ」と指摘されたことが何度かありましたが、その度に種明かししていました。なお、カラになったボトルを共用の机に放置しておくとゴミ捨て片付けしてくださる人がいるので、要注意です。

今回は「となりの億万長者―成功を生む7つの法則」に出てくる名物おじさん(資産評価額:10億円以上)のせりふに倣いました。

私はスコッチかビールしか飲まんよ。ビールは二種類。バドワイザーかタダで飲めるヤツだけだ。

2011年11月5日土曜日

経営者のボスは誰か

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信越化学工業の金川会長の著書『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』から、三度目の引用です。従業員の立場からしても、個人的には全面的に賛成です。

株式会社の経営者にとって、ボスは株主です。株式会社は、あくまでも私企業なのであり、公共のものではあり得ません。
会社経営の目的は株主に報いることにあります。したがって、経営者である私のボスは株主です。コーポレート・カバナンス(企業統治)の大前提からしても、従業員は企業の一部であって、決してボスではありません。「従業員は使用人だ」と、経営者は堂々と言わなければいけないと思います。さもなければ、従業員のために企業があるかのごとく、本末転倒した錯覚に陥ることになります。
従業員はボスではありませんが、株主に本当に報いるには、従業員にやる気になってもらう必要があります。そういう意味で、従業員は大事だということです。企業の目的は、経営者自身が大金を儲けることでも、従業員の福祉のためでもなく、あくまで会社を強くして株主に報いることにあります。そして、それは従業員を幸せにしなければ達成できないわけです。つまり、これは企業の目的ではなく手段の一つなのです。

2011年11月4日金曜日

図書館の一番使える点(節約度★★)

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結婚前は専門書や好きな作家の本を買い揃えていました。天井まで届く本棚4本に詰め込んでいた時期は、引越しの荷造りも一苦労でした。現在は収集癖をやめ、読みたい本は図書館で借りてくることにしています。たまった本は引越しのたびに処分して、現在は夫婦で本棚2本以下に減量しました。

地元の図書館の最も使える点は、リクエスト制度です。店頭に並んだばかりの本をリクエストすると、蔵書に加えてくれます。年度末には予算の都合で断られた自治体もありましたが、現在住んでいる街では、リクエスト成功率は95%を超えています。依頼してから手元に来るまで3,4週間ぐらいかかりますが、私の場合は毎週1冊をめどにリクエストを出し、読み終えていない本が常に手元にあるようにしています。

リクエスト時に、個人的に注意している点が2つあります。1つ目は、出版されて間もない本をお願いしています。少し前に出版されたもの、例えば数年前の本だと近隣の市町村の蔵書が回ってくることがあります。これだと、同じ本を再び読みたいときには改めてリクエストしなければなりません。地元の図書館の蔵書になっていれば、次に読みたいときに手間がかかりません。

2点目は、ほどほどポピュラーな本を選ぶことです。書店で平積みになっているような本は、たいてい応じてくれます。そのため、書店で新刊平積みを調査するのが小さな楽しみになっています。自分以外に借りる人がいないような本だと、図書館側が却下することがあります。専門書が典型です。洋書の専門書をリクエストしていた時期がありましたが、そのうち却下されるようになりました。利用者側の節度も大切ですね。

2011年11月3日木曜日

最近の注目銘柄(2011年10月)の株価の動き

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10/27に注目銘柄を挙げました。投資先候補なので株価の動向を見守っていたところ、11/1(火)に大きく動きました。

6140 旭ダイヤモンド工業 -4.49%
6157 日進工具 +0.73%
3891 ニッポン高度紙工業 -22.42%
6988 日東電工 -8.48%
5201 旭硝子 -3.57%
5333 日本ガイシ +3.48%
2178 トライステージ +0.00%





日東電工の8%下落も大きいですが、注目はニッポン高度紙工業です。22%下落し、PBR1倍を割り込みました。景気の見通しにつられて、業績予想が大幅に下方修正されました。同社の製品はニッチトップなので、興味深い株価です。株式を買う時期が近づいてきたようです。自信を持って投資できるように、遅ればせながら勉強開始です。

ところで、同社のWebサイトが一新されましたね。コンテンツが増えているので、読むのが楽しみです。

2011年11月2日水曜日

スニーカーの底が取れたら(節約度★)

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長期間にわたって愛用していたスニーカーの底がとれました。買い替える前に両面テープを試してみたところ、それなりに直りました。このやりかたで何度もうまくいったので、新しいものを買わずに済ませてきたこと4,5年間になります。







私なりの直し方ですが、底側のパーツに対して、長めに切ったテープ2本を土踏まずの左右の部分に貼ります。かかとの部分が空いていたら、短めに1本貼ります。その両面テープの上側のライナーをはがし、靴の上側のパーツをうまく位置合わせして貼り付けます。最後に足に履き、何度かどすんと飛び跳ねれば密着します。

先週貼り替えたテープは、あまり役に立ちませんでした。どうやら、このために出番を待っていた両面テープのほうが劣化して粘着力が落ちていたようです。

2011年11月1日火曜日

ウォーレン・バフェットの部屋着

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投資家ウォーレン・バフェット(資産評価額:3兆円)の台所姿です。伝記『The Snowball: Warren Buffett and the Business of Life』から写真をお借りしました。

バフェット氏、お気に入りのぼろぼろのセーターを着て台所に立つ様子。
(Buffett at home in his kitchen, wearing a favorite threadbear sweater.)










ウォーレンに限らず、偉大な投資家や実業家は節約が徹底していて、清々しいですね。