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2012年5月12日土曜日

ウォーレン・バフェットが苦々しい(チャーリー・マンガー)

バークシャー・ハサウェイの年次株主総会が、先週の5月5日(土)に行われました。質疑応答のトランスクリプトが各所で公開されています。私が見たものの中では、Scribdに公開されているSheerazRaza氏のファイルが、よく網羅されていました。今回は同ファイルから、チャーリー・マンガーのジョークをお楽しみください。(日本語は拙訳)

<質問者>
体調のほうはいかがですか?

<バフェット>
ええ、ずっと調子がいいです。好きな人と仕事をしてますし、毎日楽しんでやってます。免疫系がしっかりしているようです。食生活はご覧の通りですが、ちゃんと食べてます。4人のお医者さんにお世話になってまして、バークシャーの株主もおられますが、2週間ほど前に妻と娘といっしょに彼らの話をうかがいました。おすすめの選択肢をいくつか挙げてもらいましたが、入院なし、仕事を休む必要もなし、今後10年間の生存率は99.5%ということでした。どうやらわたしの命運が尽きるのは、嫉妬に駆られた亭主に撃たれるときになりそうです[長生きするの意]。今回は、たいしたことのない一件です。

<マンガー>
これほどまでにウォーレンは注目され、同情を集めていますが、わたしには苦々しいですね。たぶん、わたしのほうが前立腺がんが進んでますよ。まあ、検査していないのでよくわかりませんがね。とにかく、わたしにも同情してほしいものですな。

Q16 - Andrew Serwer: How are you feeling?

WB: I feel terrific. I always feel terrific. I love what I do. I work with people I love. It is more fun every day. I have a good immune system. My diet is such, as any fool can see, I am eating properly. [laughter] I have four doctors. A few own Berkshire Hathaway. My wife and my daughter and I listened to four of them two weeks ago. They described various alternatives - the ones they recommend - not a day of hospitalization, not a day off from work, survival numbers are 99.5% in 10 yrs. Maybe I’ll get shot by a jealous husband. This is a really minor event.

CM: I resent all this attention and sympathy Warren is getting. I probably have more prostate cancer than he does. I don’t know because I don’t let them test for it. At any rate, I want the sympathy.

4 件のコメント:

raccoon さんのコメント...

== No title ==
>とにかく、わたしにも同情してほしいものですな。
もう90歳近いですけど、まだこんな冗談も言えるんですねぇ。
本当にマジで死ぬまで仕事しそう。

betseldom さんのコメント...

== raccoonさん、こんにちは ==
raccoonさん、こんにちは。
チャーリーはこのところ何本かインタビューに出ていましたね。冗談を言うときはいいのですが、そうでないときは威厳のある話しぶりで、聞き手が緊張しているようにみえました。ジョークも知性もたいしたものです。
それでは失礼します。

投資男 さんのコメント...

== No title ==
バフェットとマンガーのジョークは最高ですね!!
非常に知的なところ,尊敬できます!!
ネガティブと思える質問に対しても陽気に答えたり,
株主総会が楽しくてたまらないのでしょうね.
こんな素晴らしい,ユーモアのある人にになりたいものです...

betseldom さんのコメント...

== 投資男さん、こんにちは ==
投資男さん、こんにちは。
「非常に知的なところ,尊敬できます」ということですが、わたしもそのとおりです。当意即妙なところも見事ですよね。
個人的には、両者の性格の違いがジョークにしみだしているように感じます。ウォーレンはさびしがり屋、チャーリーは恥ずかしがり屋、といったところでしょうか。
ところで、羊男と野獣の対決は楽しく拝読しました。また楽しみにしています。
それでは失礼します。