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2011年9月27日火曜日

東証一部のPERの推移(40年間)

アメリカの新進のファンド・マネージャーであるティルソン(Whitney Tilson)の最近のプレゼンテーション(9/15付け)が、GuruFocusからリンクされていました。scribdにアップロードされているものです。

時々みかけるチャートですが、p.4とp.5のスライドが示唆的です。p.4はダウ工業平均で、過去3回の強気相場後にボックス相場が15年間前後続いたことを示しています。p.5はS&P500で、ボックス相場が終わって強気相場が始まるまでは、PERが5-10倍まで低下したことを示しています。

一方、日本の株式市場ですが、東証のWebサイトに1999年以降のデータが掲載されています。こちらがexcelファイルです。これによると、東証一部(連結ベース)のPERの最低は、2009年2月の12.8倍です。先月(2011年8月)末時点では15.7倍。東証一部単体ベースではもっと古いデータがあり、1974年の年末で13.0倍。オイルショックの時代のことです。連結ベースに修正すればもっと小さな値になるでしょうが、いずれにせよ、現在の日本の株価水準は40年来の割安です。

ところでティルソンはポイントをひとつ稼いだようですね。ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイが自社株買いの意向を昨日発表しました。過去に例がなかったと記憶しています。ティルソンは以前から主張していましたが、今回の資料でもバークシャーの割安ぶりを筆頭に挙げていました。スライドのp.9からになります。

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