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2013年10月4日金曜日

多く見て殆わしきを闕き、慎みてその余りを行う(孔子)

チャーリー・マンガーのやりかたを「逆から演繹的に考える」と描写する文章が、最近の投稿にありました。これと似た文章を論語でも見かけましたのでご紹介します。

18. 多く聞きて疑わしきを闕き(かき)、慎みてその余りを言えば、即ち尤(とがめ)寡なく(すくなく)、多く見て殆わしき(うたがわしき)を闕き、慎みてその余りを行えば、即ち悔(くい)寡なし。

できるだけたくさん聞いて疑わしいものを省き、残ったところを慎重にことば少なく話していると、行動のあやまりがめったになくなる。できるだけ多くの本を読み、あやふやなところを省いて、残ったところを慎重に行動すると後悔することはないであろう。(p.83)


引用元は、中央公論社『世界の名著3 孔子 孟子』の「第二 為政編」からです。そういえばチャーリーも、孔子の教えを何度か引用していました。

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