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2011年11月30日水曜日

取り組むのにちょうどよい問題(リチャード・ファインマン)

投資対象候補の選定について、前回の引用でチャーリー・マンガーは「時間や才能に限りがある」とコメントしていましたが、ファインマンのインタビューに同様の発言があるので、引用します。『ファインマンさんベストエッセイ』からです。1979年のインタビューなので、彼の年齢は60歳を過ぎた頃です。ちなみに、ノーベル物理学賞は40歳代後半に受賞しています。

(質問)先生はどの問題なら、取り組むのにちょうど格好の大きさだとわかるのですか?

(ファインマン) (中略) 重要な要素の正しい組み合わせさえ手に入れば、深遠だが解けない問題を抱えて一生を棒に振ったり、だれにだってできるような小さな問題ばかりゴマンと解いて、一生を浪費したりしないですむ。(p.232)

4 件のコメント:

raccoon さんのコメント...

== No title ==
恥ずかしながら今まで「ファイアマン」と読んでいました。燃えてどうする。。。
ファインマンやチャーリーの問題解決のアプローチを投資に活用することに挑戦していますが、いかんせん組み合わせる材料が少ないのでまだまだいろんな学問の勉強をする必要がありそうです^^;

betseldom さんのコメント...

== いいですね、「ファイアマン」(笑) ==
raccoonさん、毎度ありがとうございます。今回のは思わず笑ってしまいました。
でも、ふと考え直してみると、彼には「ファイアマン」のほうが合っているかもしれないです。「ファインマン物理学」だったかに載っていた写真で、ボンゴをたたく彼のあやしげなひとみの奥に「ファイア!」がちらちらしているようでした。
raccoonさんと同じように、投資への活用は私のほうも見習いの段階です。個別企業の話題も、徐々に取り上げていくつもりです。raccoonさんも注目されている企業があれば、教えて頂ければと存じます。
それでは失礼します。

raccoon さんのコメント...

== No title ==
注目企業は、大東建託、サーティワンアイスクリーム、ABCマート、ポイント、ユニ・チャーム、しまむら、ソニーフィナンシャルホールディングス、ニトリ、ファーストリテイリング、サンドラッグ、です。
事業内容をすんなり理解できそうなやつばかりを絞りに絞った銘柄たちです。定量分析をあらかた終わらせて、定性分析にとりかかろうとしたときに「投資参謀マンガー」に出会いました。
出会ってからは「投資参謀マンガー」とbetseldomさんのブログを読みながら分析手法の体系化を模索する日々で、まだ実際に投資してません・・・。

betseldom さんのコメント...

== 注目企業をありがとうございます ==
早々に教えて頂き、どうもありがとうございました。分析も念入りに進められているようで、さすがですね。実際に投資していないというあたりには、頭がさがります。raccoonさんは、小売も手がけている企業がお好きなようですね。
頂いた一覧の企業のうち、私も気にかけているものがありました。
・安くなったら買いたい企業...ユニ・チャーム、ファーストリテイリング
・株価の動向を追っている企業...ABCマート、しまむら
・調べたが、判断保留で継続監視の企業...ポイント
raccoonさんのように勉強熱心な方に教えて頂くのは、本当にありがたいことです。これをきっかけに、ご紹介企業を改めて見直ししてみるようにします。
それでは失礼します。