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2020年5月23日土曜日

2020年バークシャー株主総会(10)ウォーレンの祖父、アーネスト・バフェット

バークシャー・ハサウェイの株主総会より、大暴落の話題のなかで、バフェット一族の横顔に触れています。前回分の投稿はこちらです。(日本語は拙訳)

<ウォーレン・バフェット> 株式市場の暴落が続くなか、わたしの誕生から1年間経っていないか、もうすぐ1年になろうとする頃に、わが父は勤め先の銀行へ出向いていきました。その銀行には口座も保有していました。しかし、おもてには「閉店」と掲げられていたのです。仕事をなくした父は、当時2人の子供を抱えていました。ところで彼の父親は、食料や雑貨を扱う店を営んでいました。実はわたしだけでなくチャーリー・マンガーも、わが祖父の店で働いていたことがあります。チャーリーは1940年に、わたしは1941年でしたから、わたしたち両名が知り合わせたことはありませんでした。その祖父が、わが父にこう言いました。「ハワードよ、食べ物や日用品のことは心配するな」と。「ツケ払いにしておいてやるから」。

(Warren Buffett 38:52)

In that intervening period, less than one year after I was born, just slightly less than one year, my dad went to the bank where he worked and had his account, and of course the bank had a sign out of "closed" and so he had no job, and he had two kids at that point, and his father had a grocery store, but Charlie and I both worked for my grandfather. Charlie worked there in 1940, I worked there in 1941, so we didn't know each other but my grandfather said to my father that, "Don't worry about your groceries, Howard," he says, "I'll just let your bill run."

なお、ウォーレンの祖父アーネストの店を撮影した写真は、たとえば以下のサイトに掲載されています。薄暗くて狭い店を想像していましたが、まったくちがいました。

From the Archives: The Oracle & Omaha (Omaha.com)

また以下の過去記事では、チャーリーがアーネスト・バフェットを絶賛しています。

<新訳>誤判断の心理学(序)バフェットの祖父に倣う理由

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