先週の12日に会社四季報の最新刊が発売されました。といっても私にとっては、一つ前の秋号が「最新」になります。図書館では最新のものは館内扱いなので借りられないからです。この時期に借りると年末年始の休みをはさむので、貸出し期間が少し延びて助かります。
以前にも書きましたが、私なりの四季報の読み方をご紹介します。
ウォーレン・バフェットがやった方法にならい、ひととおり全企業に目を通します。ただし土木建設会社中心の1000番台と、金融関係や不動産が多い8000番台は、適宜飛ばします。それらは、私にとっての範疇外だからです。またIT系の企業も、斜め読みで済ませることが多いです。参入障壁が低かったり、株価が高すぎることが多いからです。
次のような項目を注視しながら、興味をひいた証券コードを拾い上げ、それ以外はすばやく読み飛ばします。下記項目の順序は、おおよそ重要視する順です。
1.売上高利益率(=売上高、営業利益)
2.ROA, ROE
3.有利子負債
4.PER
5.株価の動向
6.株主構成; 親子上場の子会社でないこと
7.配当性向
この初期調査をとおった企業について最新の株価を確認し、その上で詳細調査を進めることにしています。
このやりかたの最大の弱点は、過去の企業成績や現在の財務に目を向けているので、再起しようとしている企業やこれから伸びる企業を見逃してしまう点です。好財務な企業ばかりが投資対象に残ってしまいますが、未来を読むのは難しいので、自分の投資判断としては財務良好を必須条件とするぐらいで、ちょうどいいと考えています。
ところで、今回図書館で借りた四季報は、あまりページが開かれておらず、新品に近い状態でした。返却する頃にもピカピカのままだといいのですが..。
0 件のコメント:
コメントを投稿