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2011年10月23日日曜日

その場に最も合うモデルを、その都度つくるしかない

まずは、先だってご紹介した信越化学工業の金川会長の書籍から、別の引用になります。

経営においては、客観情勢を正確に理解して、いかにすれば一番会社に有利かをその場その場で判断していかなければなりません。

状況は絶えず変わっているわけですから、固定したやり方では通用しないのです。ただひたすら、どうすれば会社にとって一番プラスになるのかということだけを考え続け、その場に最も合うモデルを、その都度つくるしかないということになります。

経営理論の本や経営書などが流行っているそうですが、私はほとんど読んでいませんし、これからも多分読まないでしょう。

なぜなら、経営は実践のなかから学ぶしかないものだというのが私の持論で、経営の実績もない人の説く経営論には、どうしても興味が持てないからです。

もし、ジャック・ウェルチ氏が経営を教えてくれるというのなら、私も喜んでお話を聞きます。でも、学校の先生やコンサルタントから経営の一般論を言われても、多分、混乱するだけでしょう。
経営は理屈では把握しきれません。やはり、実践から学ぶしかないようです。


投資先の企業を分析するやりかたも似ていると思います。「その企業に最も合うモデルを、その都度つくり、その上で企業の価値を算出する」といったところでしょうか。私の場合、手持ちのモデルが多くないので、それなりに身の程をわきまえるよう、心がけています。投資先業界を限定したり、自分の得意なモデルに当てはまる場合に、買いに踏み切っています。

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