割安な水準まで株価が下がっているため、ここ最近になって注視していました。
当社の財務状況(決算短信p.6)ですが、2011年8月末時点で現金預金+売掛金が11,091百万円、負債総額が3,540百万円。つまり、差額は7,541百万円です。一方、株式数が7.632百万株(調整後)なので、一株あたり差額は988円となります。つまり9/30時点の株価1,000円を払って当社の株式を購入すると、余剰現金あるいは売掛金が988円残っている当社を一株分手に入れられることになります。言い換えれば、当社は株式市場においてタダで取引されているに等しい状態です。
経営者が内部留保をどれだけ有効活用してくれるのか株主にとって気になるところですが、昨日9/30に当社は自己株式取得を決定したと発表しました。上限額は2億円。配当金の総額1.5億円を超えているのが、何とも微妙なさじ加減です。現経営陣は当社株式の多くを保有しているので、今回の判断は少数株主の願いと一致しているようです。
今期末の予想PERは4.5以下なので、収益面で見てもそれなりの安全余裕がある株価だと考えています。広告業界には疎いので、納得のいくまでは当社を分析できていません。が、財務面での魅力に惹かれ、小額ですが投資しました。
なお、当社を分析する際に、以下のサイトを参考にさせて頂きました。どうもありがとうございました。
株主総会に行こう♪ブログ ~楽しい株主総会ブログレポート「トライステージ(2178)会社説明会」
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