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2011年12月18日日曜日

会社四季報、楽しみです(私の銘柄発掘方法)

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先週の12日に会社四季報の最新刊が発売されました。といっても私にとっては、一つ前の秋号が「最新」になります。図書館では最新のものは館内扱いなので借りられないからです。この時期に借りると年末年始の休みをはさむので、貸出し期間が少し延びて助かります。

以前にも書きましたが、私なりの四季報の読み方をご紹介します。

ウォーレン・バフェットがやった方法にならい、ひととおり全企業に目を通します。ただし土木建設会社中心の1000番台と、金融関係や不動産が多い8000番台は、適宜飛ばします。それらは、私にとっての範疇外だからです。またIT系の企業も、斜め読みで済ませることが多いです。参入障壁が低かったり、株価が高すぎることが多いからです。

次のような項目を注視しながら、興味をひいた証券コードを拾い上げ、それ以外はすばやく読み飛ばします。下記項目の順序は、おおよそ重要視する順です。

1.売上高利益率(=売上高、営業利益)
2.ROA, ROE
3.有利子負債
4.PER
5.株価の動向
6.株主構成; 親子上場の子会社でないこと
7.配当性向

この初期調査をとおった企業について最新の株価を確認し、その上で詳細調査を進めることにしています。

このやりかたの最大の弱点は、過去の企業成績や現在の財務に目を向けているので、再起しようとしている企業やこれから伸びる企業を見逃してしまう点です。好財務な企業ばかりが投資対象に残ってしまいますが、未来を読むのは難しいので、自分の投資判断としては財務良好を必須条件とするぐらいで、ちょうどいいと考えています。

ところで、今回図書館で借りた四季報は、あまりページが開かれておらず、新品に近い状態でした。返却する頃にもピカピカのままだといいのですが..。

2011年12月17日土曜日

誤判断の心理学(初めに)(チャーリー・マンガー)

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Poor Charlie's Almanack」の最後の講演(その11) The Psychology of Human Misjudgmentでは、25種類に渡る人間の心理学的傾向がチャーリー自身によって考察されています。いずれも、判断ミスにつながる原因となりうるものです。投資だけでなく、仕事や日常生活にも示唆を与えてくれる本講演を、毎週少しずつご紹介します。

なお、この講演は、英語圏のサイトでは既に取り上げられています。お急ぎのかたは以下のサイト等をごらんください。

Lessons from Charlie Munger- I (Equitymaster)

2011年12月16日金曜日

ウォーレン・バフェットの起床時刻

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ウォーレン・バフェットは、あちこちの学生と会合を持つことで知られています。今回は2005年1月のヴァンダービルト大学の学生との会合から、投資を始めたばかりの人への助言です。ティルソンのサイトに置かれたPDFファイルから引用します。

ある企業に興味を持ったら、競合他社の資料を読むといいでしょう。[投資の際には]実際にそのビジネスに身を投じているように行動すべきです。本当にそうだったら、競争相手が何をしているのか知りたがるものですから。

If you are interested in one company, get reports for competitors. "You must act like you are actually going into that business, and if you were, you'd want to know what your competitors were doing."

業界分析は企業分析の基本となるものですが、個人的には徹底せずに端折ってしまうこともあります。反省すべき点です。

ちなみに、ウォーレンの起床時刻は6時45分とのことです。リンク先のPDFファイル冒頭にメモされています。

2011年12月15日木曜日

金銀スポットも下落(2011/12/14)

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金と銀の値段がさがってきました。昨日の銀CMEスポットの終値は$29.02、銀ETFのSLVは$28.07です。3ヶ月ほど前に話題にしたときの水準に戻りました(9/23(金)のSLVは$29.98)。以下はCMEスポットの3年チャートです。









少しずつですが、またSLVを買い始めました。一方、株式のほうは静観中です。

2011年12月14日水曜日

大丈夫ですよ、私たちはうまく対応できますから

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以前に取り上げたチャーリー・マンガーの「システムを理解するには様々な学問分野で登場する様々なモデルをうまく当てはめることが必要になる」は、言われてみればその通りです。自分の仕事でもいろいろな立場の人の意見をききながら、適切な方策を検討修正することがあります。

最近読んだ本『ウェザー・オブ・ザ・フューチャー ― 気候変動は世界をどう変えるか』でも、学者たちの似たようなやりとりがあったので引用します。ニューヨーク市で水不足が起きる事態を想定した科学者たちの会話です。

水不足が頻繁に起こるようになると、海面上昇の影響とも重なって、水供給に影響を与えるようになるだろう。「あらゆるシステムは絡み合っています」とローゼンツワイクは説明する。「ニューヨークのような都市部では、いくつもの気候変動の影響が完全に混ざり合っています。私たちの科学者チームが、いろいろな分野の科学者の集まりでなければいけないのはそのためです。もしそうでなければ、正しい答えは出ません」。ニューヨークでは、さまざまなバックグラウンドをもつ科学者を巻き込んで、学際的なアプローチを取ることが不可欠だ。異なる分野の科学者がいれば、それぞれ違う視点から問題に取り組める。

ローゼンツワイクはこう説明する。「私たちは毎月、チームの科学者全員で集まることにしています。水文学者というのは、たいてい非常に自信たっぷりに振る舞うんです。彼らはよくこう言っています。『大丈夫ですよ、私たちはうまく対応できますから。気候変動っていうのは私たちの得意分野ですよ』。たとえば、渇水の深刻度を表すのによく使われるパルマー渇水強度指数から、ニューヨーク一帯での渇水の頻度の増加が見られることを話し合っていると、水文学者はこう言い出します。『大丈夫。チェルシーという、ハドソン川の上流の小さな街に、ハドソン川への取水パイプがあります。チェルシーでハドソン川から水をくみ上げて、水の供給量を補うつもりです』。そこへ、NPCCのメンバーの研究者が部屋の後ろのほうで手を振って、『でも計算したところでは、海面上昇の影響を考慮すると、河口部にあった塩水と淡水の境界線が上流のチェルシーまで進んでしまうんですよ』と言うんです」

「専門家が一つの部屋で議論する必要があるのは、こういうことがよくあるからです。もちろん、チェルシーでハドソン川からの追加取水は可能です。でも、それが塩水だったらあまり役には立たないでしょう」(p.325)


ところで、文中にでてくるチェルシーの街がここだとすると、現在の河口から100kmほど離れた地点です。