なおチャーリー・ローズは有名人を相手にインタビューすることが多い、本人自身も有名な司会者です。全盛期の久米宏さんのような人物、といったところでしょうか。ウォーレン・バフェットも何度か対談しています。
Charlie Rose Talks to Jeremy Grantham (Businessweek)
私は大統領選サイクルを崇めてきました。1932年にさかのぼってみると、大統領の任期1年目と2年目だけをみれば、市場からのリターンは実質ベースでゼロになります。リターンはすべて、多大なる3年目とまずまずの4年目に集中しているのです。我々はこの周期を10月1日から数えはじめるので、すでに恐れおののく1年目に突入しています。共和党はきわめて脆弱な経済に財政上の制約を加えようとしていますし、ヨーロッパの状況もあります。そして中国は、驚くほどゆっくりと失速しているところです。自重するのにぴったりの年だと思います。
I've hero-worshipped the presidential cycle. Going back to 1932, if you take the first and second year together, they've had no real return in the market. All of the return has been compressed into a gigantic Year Three and a respectable Year Four. For us, the cycle years start on October 1st. So now we're in the dreaded first year. And we have Republicans threatening to add fiscal constraints into a very fragile economy. We have the European situation. We have China stumbling in an incredible slow-motion style. I think it's a really good year to keep your head down.
この発言をみかけて、初めてグランサムの文章を読んだ時のことを思い出しました。2004年のことですから、大統領選のあった年です。世間知らずの自分にとっては、なるほどと感心した文章でした。以下の図が、大統領任期の各4年間の成績を示したものです。2004年時点の資料なのでデータは少し古いですが、上記のグランサムの発言のもとになっているものと思われます。
この図の引用元は、GMOのサイトに掲載されている、以下のPDFファイルの8ページ目です。ファイルをみるには、まずユーザー登録してログインし、[Library]-[Jeremy Grantham's Letters and Articles]から次のファイル名を探してください。
Skating on Thin Ice(Jeremy Grantham - Published 1/15/2004)
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