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2012年1月9日月曜日

TOPIX Core30ひとかじり(2)任天堂

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この企業については実は1年ぐらい前から少しずつ調べ続けています。当時の株価は2万円強でしたが、今では1万円ちょっとです。当社はひとかじりで終わりそうにないので、今回はまず純利益の推移をグラフにしてみました。当社Webサイトには数値データ(excelファイル)が掲載されています









ハードウェアの端境期と円高要因が重なり、今年度は赤字決算の業績予想が出ています。30年来の黒字基調をとめそうな岩田社長以下の経営陣ですが、今年は正念場です。動向に注目したいと思います。

テレビのない我が家にはゲーム機もないので、Wiiを触ったことはありません。また少し前は電車に乗るとDSで遊ぶ人が目につきましたが、最近はスマートフォンばかりですね。

2012年1月6日金曜日

TOPIX Core30ひとかじり(1)ファナック

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市場で適切に評価されていない銘柄を探して投資対象としているので、有名だったり大きな日本企業はあえて避けていました。ですから、それらの企業については表面的な知識しか持っておらず、分析はほとんどしていません。しかし、思うところがあり、日本を代表する企業も少しずつ勉強したいと考えるようになりました。まずは浅く事実を知る程度ですが、TOPIX Core30から順に触れていくつもりです。

TOPIX Core30とは東証TOPIXのサブインデックスで、東証市場第一部に上場する内国普通株式のうち、時価総額、流動性の特に高い30銘柄が含まれています。現時点の構成銘柄はここに一覧されています。アメリカのDow Jones Industrial Average(DJIA)と雰囲気が少し似ていますね。

世間でも注目されている会社ばかりですので、屋上屋を架して各社を説明する必要はないかと思います。印象に残った点を記述していきます。

今回取り上げるのは、その中でもROAが最高水準の企業、ファナックです。当社のことは以前に一度だけ簡単に調べたことがありますが、今回は有価証券報告書に一通り目を通しました。優良企業は何かしらの特徴が目につくものですが、当社も独特な強い匂いがします。以下、感じた点を3点ほど。

1.自己株式取得の判断がよい
もともと自己株式を13%保有していましたが、2009年8月の取締役会で追加取得を決議しています。890億円で1,200万株(約5%分)取得ですので、1株平均7,500円程度で買っています。底値では買っていませんが、業績が悪かった年度(当期純利益375億円)に決断したのは見事です。

2.一味違うリスク認識
「事業等のリスク」で自然災害を挙げることが多いものですが、当社は富士山噴火を明記しています。富士山周辺に本社を抱える大企業は少ないと思いますが、小さな確率でも壊滅的な影響を及ぼすリスクです。最悪時の対応は検討済かもしれません。

3.現時点での割安度は?
(現預金+売掛金+有価証券)から負債合計をひいた残額は、1株あたり3,000円弱。それを考慮すると、現在のPERはそこそこ妥当に見えます。2009年のような自社株買いができる企業であれば、内部留保の使い方に安心感を覚えます。もっと分析を行って、Moatが長続きするか検討する価値のある企業だと感じました。

蛇足ですが、当社の有価証券報告書の「役員の状況」も一味違います。NTTや三菱UFJでもしていない略歴の書き方です。

2011年11月5日土曜日

経営者のボスは誰か

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信越化学工業の金川会長の著書『危機にこそ、経営者は戦わなければならない!』から、三度目の引用です。従業員の立場からしても、個人的には全面的に賛成です。

株式会社の経営者にとって、ボスは株主です。株式会社は、あくまでも私企業なのであり、公共のものではあり得ません。
会社経営の目的は株主に報いることにあります。したがって、経営者である私のボスは株主です。コーポレート・カバナンス(企業統治)の大前提からしても、従業員は企業の一部であって、決してボスではありません。「従業員は使用人だ」と、経営者は堂々と言わなければいけないと思います。さもなければ、従業員のために企業があるかのごとく、本末転倒した錯覚に陥ることになります。
従業員はボスではありませんが、株主に本当に報いるには、従業員にやる気になってもらう必要があります。そういう意味で、従業員は大事だということです。企業の目的は、経営者自身が大金を儲けることでも、従業員の福祉のためでもなく、あくまで会社を強くして株主に報いることにあります。そして、それは従業員を幸せにしなければ達成できないわけです。つまり、これは企業の目的ではなく手段の一つなのです。

2011年11月3日木曜日

最近の注目銘柄(2011年10月)の株価の動き

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10/27に注目銘柄を挙げました。投資先候補なので株価の動向を見守っていたところ、11/1(火)に大きく動きました。

6140 旭ダイヤモンド工業 -4.49%
6157 日進工具 +0.73%
3891 ニッポン高度紙工業 -22.42%
6988 日東電工 -8.48%
5201 旭硝子 -3.57%
5333 日本ガイシ +3.48%
2178 トライステージ +0.00%





日東電工の8%下落も大きいですが、注目はニッポン高度紙工業です。22%下落し、PBR1倍を割り込みました。景気の見通しにつられて、業績予想が大幅に下方修正されました。同社の製品はニッチトップなので、興味深い株価です。株式を買う時期が近づいてきたようです。自信を持って投資できるように、遅ればせながら勉強開始です。

ところで、同社のWebサイトが一新されましたね。コンテンツが増えているので、読むのが楽しみです。

2011年10月27日木曜日

最近の注目銘柄(2011年10月)

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最近は次のような公開企業に注目しています。何らかの競争優位性を持ち、成長余地があり、株価がある程度割安になっている企業です。少しですが、株式を買い始めているものもあります。

6140 旭ダイヤモンド工業
6157 日進工具
3891 ニッポン高度紙工業
6988 日東電工
5201 旭硝子
5333 日本ガイシ
2178 トライステージ

Yahoo Financeでの一覧はこちらです。
こうして並べてみると、工具や素材系の製造業に偏っています。マーケットシェアが高くて、それなりの価格決定力を持つ企業が好みなので、そうなるのかもしれません。株式の流動性の高低は、あまり気にしていません。

もちろん、これら以外にもマニーのような超優良企業は注視しています。ですが、株価は安くならないものですね。

2011年10月3日月曜日

バークシャーの第3四半期は300億円の買い越し

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バークシャー・ハサウェイの第3四半期における普通株取引は、約300億円の買い越しになったとのことです。第2四半期が約260億円の買い越しだったので、買いが増加しています。第2四半期の純利益が2600億円前後ですので、1割強を株式へ投資したことになります。

(Buffett Says Berkshire Made $4 Billion of Stock Investments During Quarter (Bloomberg))

ウォーレン・バフェットの発言は、いつも通りです。インタビュー記事の最後にあります。

"If the stock is cheap, we will buy it," Buffett said. "If it isn't cheap, we won't buy it."


2011年10月1日土曜日

(注目銘柄)トライステージ

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割安な水準まで株価が下がっているため、ここ最近になって注視していました。

当社の財務状況(決算短信p.6)ですが、2011年8月末時点で現金預金+売掛金が11,091百万円、負債総額が3,540百万円。つまり、差額は7,541百万円です。一方、株式数が7.632百万株(調整後)なので、一株あたり差額は988円となります。つまり9/30時点の株価1,000円を払って当社の株式を購入すると、余剰現金あるいは売掛金が988円残っている当社を一株分手に入れられることになります。言い換えれば、当社は株式市場においてタダで取引されているに等しい状態です。

経営者が内部留保をどれだけ有効活用してくれるのか株主にとって気になるところですが、昨日9/30に当社は自己株式取得を決定したと発表しました。上限額は2億円。配当金の総額1.5億円を超えているのが、何とも微妙なさじ加減です。現経営陣は当社株式の多くを保有しているので、今回の判断は少数株主の願いと一致しているようです。

今期末の予想PERは4.5以下なので、収益面で見てもそれなりの安全余裕がある株価だと考えています。広告業界には疎いので、納得のいくまでは当社を分析できていません。が、財務面での魅力に惹かれ、小額ですが投資しました。

なお、当社を分析する際に、以下のサイトを参考にさせて頂きました。どうもありがとうございました。
株主総会に行こう♪ブログ ~楽しい株主総会ブログレポート「トライステージ(2178)会社説明会」