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2011年10月31日月曜日

真の割安投資とは

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先日ご紹介したツヴァイクの『あなたのお金と投資脳の秘密―神経経済学入門』から、巻末の一文をご紹介します。きれいごとかもしれませんが、よい文章です。本文を読み通した最後に目に触れると、いっそう沁みる文章です。

「資産を増やすことは、自分の価値を最大にすることほど重要ではない。真の割安投資とは、自分の人生をより価値あるものにする目的にお金を投じることだ。自分が他の人たちのために役立つ存在となり、周りの世界をよりよい場所にするために、授かった才能を引き出すことだ」

2011年10月30日日曜日

育児(1)布か、紙か(節約度★★)

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赤ちゃんのおむつの話題です。使い捨ての紙おむつは後始末が楽なのですが、我が家では主に布おむつを使うようにしました。紙おむつは置き場所もかさみますが、金額もかさみます。1枚あたり18円、1日に5枚使うと、1年間で30,000円を超えます。

布おむつは洗濯の手間がかかりますが、男は黙っておむつ洗いです。風呂の残り湯をバケツにためておき、使用済みのおむつをポイッ。夜中過ぎた風呂あがりにおむつをこすり洗いしていると、家族のきずなを実感したものでした。子供2人で合計4年間、1日あたり20枚弱、おむつ洗いの毎日でした。

保育園に通いだすと、周りはたいてい紙おむつです。我が家の場合、1人目は布おむつで通しましたが、2人目は別の園だったこともあり、保育園で過ごす時間は紙おむつをはかせていました。

最後に、本ブログの主旨である「節約」と「投資」がつながるところ、おむつ屋さんの代表企業ユニ・チャームの商売を確認しておきましょう。2011年3月期の決算ですが、売上高3,700億円に対して当期利益330億円でした。財務指標をみてもROE17.4%, ROA8.9%と優秀です。売り手が儲かるということは、買い手はどうなのか、推して知るべしです。ユニ・チャームさん、株式を買いたい企業の最右翼です。株価が下がらないので、いつまでたっても買えないままです。

2011年10月29日土曜日

優良ファンド・マネージャーの言葉(ドナルド・ヤクトマン)

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アメリカのバリュー・ファンド・マネージャーの中には、投資スタイルのお手本となる人が何人かいます。今回のヤクトマン氏は名前を目にしたことがある程度でしたが、おもしろいコメントがありましたのでご紹介します(日本語は拙訳)。米ブルームバーグの記事Yacktman Defies Demise of Stock-Picking Eraからの引用です。

Yacktman Focusedファンド(ティッカーコード:YAFFX)の2011年の成績は5.2%増である(訳注:10月25日の記事)。これは大型株バリューファンドのトップ4%に入る。10年以上にわたって年率13%のリターンを挙げており、同種のファンド500本の中で最高の成績を誇る。また旗艦ファンドYacktman Fund(YACKX)のほうは12%のリターンをあげ、2位につけている。

ヤクトマンは株式を評価する際に、1997年にファンドを設立して以来、同じ手法をとってきた。彼が見定めるのは、購入時の株価に対して企業がどれだけのキャッシュをうみだすかという点である。経済全般に関しては「話題にするのは楽しいが」、投資先を決めるにはほとんど役に立たないとする。景気がどうなるかを予測するのは難題だからだ、と言う。

自身の方針を貫いたことで、1990年代の後半には不遇の目にあった。テクノロジー銘柄を割高と判断し、買わなかったからだ。1999年のファンドの成績は22%の評価損となった。対するS&Pが21%上げた年のことだ。

テクノロジー銘柄の2社、マイクロソフト(MSFT)とシスコ(CSCO)は、現時点でファンドの組入上位に入っている。

彼は言う。「10年前の時点で、いずれあなたのポートフォリオにその手の株が組み入れられますよと言われたら、そりゃあ笑ったでしょうな」

Yacktman Focused rose 5.2 percent in 2011, better than 96 percent of large-cap value funds, Morningstar data show. Over 10 years it returned 13 percent annually, the best showing among more than 500 comparable funds. The firm’s flagship Yacktman Fund ranks second with an average gain of 12 percent.

Yacktman has used the same method to evaluate stocks since opening the Focused fund in 1997. He estimates how much cash a company will produce relative to what he has to pay for it per share. Macroeconomic issues are “fun to talk about” while offering little use in deciding which stocks to own because forecasting the economy’s future is too difficult, he said.

Yacktman’s approach hurt him in the late 1990s when he refused to buy technology stocks he considered overpriced. The fund lost 22 percent in 1999, compared with a gain of 21 percent for the S&P 500 Index.

Two tech names, Microsoft Corp. (MSFT) and Cisco Systems Inc. (CSCO), are among the fund’s biggest holdings today.

“If someone had told me 10 years ago that these stocks would be in my portfolio I would have laughed,” Yacktman said.


マイクロソフトの株価の安さには私も惹かれ、今年の2月から買い続けています。同社の分析はブログ「バリュー×グロース株に集中投資」(vol.42)Microsoft corporationで取り上げられていました。ブログタイトルの通りの好記事です。同社はスマートフォンやタブレットPCでは出遅れていますが、エンタープライズ系ビジネスの優位性は容易には揺るがない、と私も捉えています。

2011年10月28日金曜日

非電化生活(6)コンセント、つないでますか?

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節電関係の最後の話題です。「常時つながっているコンセントは何個ありますか」

我が家の答えは「1つ」、冷蔵庫の分ですね。それ以外のコンセントは使い終わったときに抜いています。そもそも電化製品自体が少ないのも影響していると思います。

いつものことですが、この節約も妻の教えです。初めて見たときはやりすぎに思えましたが、10年経った今では当たり前の習慣となりました。それでも2秒ほどでも隙をみせると、妻が動き出します。

子供も見習ってくれるのですが、小さい頃はプラグを丁寧に抜けません。少し大きくなるまではコンセント抜きは手伝い無用としています。

9月の電気代の請求書です。目安の2,000円を超えていました。









去年が91kWhで、今回は98kWhです。これまでと違って、自宅でPCをつけている時間が長くなったせいかもしれません。

2011年10月27日木曜日

最近の注目銘柄(2011年10月)

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最近は次のような公開企業に注目しています。何らかの競争優位性を持ち、成長余地があり、株価がある程度割安になっている企業です。少しですが、株式を買い始めているものもあります。

6140 旭ダイヤモンド工業
6157 日進工具
3891 ニッポン高度紙工業
6988 日東電工
5201 旭硝子
5333 日本ガイシ
2178 トライステージ

Yahoo Financeでの一覧はこちらです。
こうして並べてみると、工具や素材系の製造業に偏っています。マーケットシェアが高くて、それなりの価格決定力を持つ企業が好みなので、そうなるのかもしれません。株式の流動性の高低は、あまり気にしていません。

もちろん、これら以外にもマニーのような超優良企業は注視しています。ですが、株価は安くならないものですね。